「見渡す限りの」の力！圧倒的な質量の前に無口になる

連休は遠出をせずに、そこら辺をドライブしてました。観光地はきっと混んでるだろうと、あえて函館の端っこのあたりへ。

前から気になってた陣川地区の神社と、駄菓子屋さん。すんちゃんと長男ポヨと揃っての休日、仲良くお出かけです。

午前中は函館市中央図書館で、すんちゃんのお手伝い。毎年開催している桜の勉強会に、沢山の子ども達と保護者の皆さんが集まってくれました。弾むような足どりでやって来るのは、やっぱり１年生。「えらいねー、サクラの勉強に来たの？」と聞くと大きくうなずいてくれた。満開の笑顔が可愛いぞー。

毎年この時季に、函館の五稜郭と松前と森町という桜の名所で、こういう催しをやってます。昨年は松前会場に郵便局のゆるキャラ『ポスくまくん』が登場してくれて、大層嬉しかったっけ。いやぁ、１年が経つのは早いですね。

さて、北斗市や函館・七飯の歴史関連サークルにいろいろお邪魔しているらんどくですが、このところちょっと「モニュメント巡り」を頑張ってるんです。ここ道南には幕末の箱館戦争の足跡があちらこちらにあるんだけど、それぞれの繋がりというか出来事の順番が、分かりづらいというか。（単に理解力の問題か？）

元新撰組の土方歳三や、旧幕府軍の総裁・榎本武揚、新政府軍の陸軍参謀・黒田清隆みたいな『教科書に載ってる超有名人』がこの狭い道南をウロウロしていました。北斗市にも「土方さんが戦った場所」とか「銃弾痕がある樹木」なんかがありますね。

「新政府軍」と「旧幕府軍」があって、それぞれ道南の別の場所に上陸してます。そして別個のルートで箱館を目指して行進してます。その辺りまではわかるんだけどね。それでどうして、どうなった？がね、よくわかりませんねー。

なんて事を日頃うつうつと思ってたら、ちょうど良いものがありました。北斗駅（新函館北斗駅）前にニョキっと立ってる土方歳三さんの写真付き柱。こういうのが観光地のあちこちに有るのを見てました。

こんなんです。これは函館の五稜郭にあるもの。大鳥圭介さんと土方歳三さんバージョンです。箱館五稜郭祭実行委員会の戊辰戦争終結記念事業部会（長い！）が記念のモニュメントをあちこちに建ててくれたようです。北斗市にも4ヶ所、道南全部で始めは30数ヶ所（後に増えてます）ありました。

せっかくだから、全部周ってみようかなと思います。前回は「四稜郭」へ行ったから、今回はそのずっと上にある「東照宮」へ。陣川地区にあるこの東照宮は、全然知らない場所だったけど、静かな住宅地の中にあって、綺麗に整備されてました。

モニュメントや「箱館奉行・小出大和守ゆかりの手水口」の写真を撮って、さあ次は駄菓子屋さんへ行くぞー！

良い大人が、何で駄菓子屋さんにそんなにワクワクしてるんでしょうね。子どもの頃に住んでいた街には小さな駄菓子屋さんがあったけど、あんまり頻繁には行けませんでした。「ジジババ」と呼ばれてたあの店で色々買ってみたいなと思ってましたっけ。

ここ陣川の『泣く子も駄菓子』さんの評判は知ってました。ものすご〜く沢山の駄菓子があって、子供も大人も嬉しいって。きっと興奮した子どもが走り回ってて、それを叱るお母さんが居て、お父さんは疲れてどこかに座りこんでるんだろうな・・・（と、悪い想像）

かなり広い店内です。足を踏み入れた途端に、後ずさりしそうでした。「うわっ」と声を出さなかった自分をまず褒めたい。見渡す限りの駄菓子・駄菓子・駄菓子。ずっと奥にはクジの景品が、壁一面に。こっちの奥には無料の飲み物と休憩席が。

連休だけあって、かなり混んでました。混んでたけど、おや？割と静かです。大人も子供も小さいカゴを持って、小さな駄菓子を選んでいます。走り回ってる子どもはいません。

単価が安いので、親御さんの心にも余裕があるんでしょうか。「これも要るかい？」「あとでクジも引いていいよ」と皆優しいのです。

ハテナハテナ？と思いますよね。見ていると、小さい兄弟とお父さんがご入店しました。店内を見渡したとたん、子どもたちの口がポカン。目も大きくなりました。そしてゆっくり入って来ると、お父さんにカゴを持たせてもらって買い物を始めました。うれしーいと言うよりは、信じられなーいといった感じ。うんうん、わかるよその気持ち。

せっかくだからと我々もそれぞれカゴを持ちました。”一人5個ずつ”とハードルは高めです。「値段の上限ある？」とすんちゃん。優しい気持ちのらんどくは「どれでもお選びなさい、おほほほ」。さすが大人のすんちゃん、うまい棒の大容量パックをまず選びました〜。そう来たか。

らんどくとポヨがゆっくり選んでる間、すんちゃんは無料のコーヒーをのんでる余裕っぷり。らんどくは一番好きなオリオンのココアシガレットをバージョン違いで買いました。