松前でぽすくま君にギュッ♥️

ことばとれきし
松前町公民館でGET! 松前神楽と逆さ松前城

桜で有名な道南の松前に行ってきました。すんちゃんのサークルがこの時季に開催している「桜の勉強会」のお手伝いです。

その年によって色々だけど、ゴールデンウィーク中に、函館の五稜郭公園辺や森町(こちらも桜の名所)なとでやってます。今年の函館の開催日は曇天からの雨模様で、参加者みんなブルブルだったけど、この日の松前はとっても良い天気!桜の薄紅って青空に映えるんですよねー。

八重咲き「南殿(なでん)」
郷土資料館には鯉のぼりが翻る

会場の松前町郷土資料館は1階に図書室、2階に郷土資料の展示室があります。古い建物で小さい展示室だけど、いつもキチンと管理されていると、すんちゃん評。実はらんどくはこの施設は初訪問です。入り口に松前町の紹介カードが2種類置いてあつて、カード好きには高評価です。(松前城のと松前神楽の)

この日はスペシャルなイベントがありまして、桜について勉強したあとに、桜を題材にした絵はがきを描いて、それを「ぽすくま君」に届けてもらうというのです。郵便局のゆるキャラぽすくま君、可愛いですよね。数あるゆるキャラの中でもかなり良い出来だと思います。過不足ないデザインというか、変にゴテゴテしてないし、シンプルなのに愛らしい。桜の勉強会の隣の部屋で、登場予定時刻の1時間前からスタンバっているのを、ちょっと覗きに行きました。

こ、この臀部の穴は?

なんと、ぽすくま君は、トレードマークの郵便バッグ(斜め掛けカバン)を装着し忘れてじたばたしてました。頭が大きくて、バッグの紐が通らないんです。お付きの人が(松前のどこかの郵便局の方)無理やり通そうとしても入りません。そういう時は「ちょっと空気抜きます」シュー

ぽすくま君にもバージョンがあるそうで、この腰部分の空気穴(?)が付いているのは新しいタイプです。いつもなら引く手あまたなんだけど、コロナ禍でイベントが少なくなってるので、松前に来られたとききました。体内を空気が循環していて涼しいのかな?空気の力でふっくらしているんで、カバンの紐を掛けるのには少し萎ませるんですね。

はいっ、準備オーケー!いざ登場です。いやあ可愛いです。見事な三頭身ですね。無邪気なプーさんというか、ぺーソス感のないプーさんというか。会場の皆さん、取り囲んで写真を撮っていました。もちろんらんどくもギュっとしてツーショットしてもらいました。ふわふわでしたよー。

松前町・松前藩というのは、北海道の歴史を考えるときに無くてはならないというか、真ん中にどーんっと存在しているものです。今回久しぶりに松前町を訪れて、海岸沿いに家がある様子や高台にも広がる街を見て、このへんの道南の町の事を何にも知らないなあと思いました。履歴書を書くときの趣味欄に「好きなことは地方史の研究。(と、国際交流活動・星空の観測)」なんて書き込んでいるくせにです。

30歳を超えたころ、道南の地方史研究のサークルいくつかに顔をだすようになりました。そこで講師の方や長く活動している方々から「地方史はフィールドワークだよ」と教えてもらいました。自分の足で歩き、その目で見て、ときには掘ったり触ったり。そうやって感じていくものなんでしょう。これはもう「趣味」をこえてますよね。

らんどくの父・てつじいちゃんは公務員でした。転勤でこの松前町と近くの瀬棚町に赴任しました。らんどくと弟ハロくんは学生だったので函館で暮らし、母・じん子さんが松前と函館を行き来していたんです。当時の思い出は、夏休みに松前の海水浴場で遊んだこと、家族で奥尻島に行って焼きツブやアワビを食べたことくらいです。あー、なんてもったいない。もっと町の様子を見れば良かった。そのころの自分に言ってやりたい。「あんたの大好きな歴史的材料がたくさんあるんだよ」

海に向かってウッドデッキテラスが広がります。
なんか、スゴイもの見たー

お昼ごはんを食べましょうと、松前町の道の駅「北前船 松前」へ移動しました。海に面して広いウッドデッキテラスがあります。テラスの真下、海の中に何か建造物の址のようなものが見えました。石垣様の四角い石が積んであって、柱状の石も幾つかあって、何だろこれ。海にあるということは船着き場かな、北前船関係なんだろうか。その辺に無造作にある遺物。古い街には生活の中に歴史があるのでしょう。

デッキテラスにはこの遺物の説明板がありました。「福山波止場は、もともと北前船が発着した海岸に、松前城が解体された際の石垣を利用して」造られたものだそうです。私たちがいたのは向かって左側の「小松前波止場」の上側で、道路よりも海側にせり出してる道の駅のところでした。こうやって上からみている写真があると、かなり大きいものが残っていることがわかりますね。石垣は松前城のもの、石柱は花崗岩で瀬戸内産、突堤先端には北前船を係留していた木杭の跡があると。ああ、近くへ行って見たいなあ。(そしてしこたま叱られるに違いない)

ここで我慢できるかどうかが、研究者と町の歴史好きなおばちゃんとの境目です。もちろん我慢できない人が研究者になれます。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント

  1. cosmos より:

    ポスクマ君かわいいねぇー!最近のゆるキャラは盛り込みすぎか、北海道のはちょっと不気味すぎ・・・
    それはそれでおもしろいけど、ゆるキャラの基本はシンプルかわいいだぁー!!
    ずっと愛されているキャラクターはみんなシンプルかわいい。
    ミッフィーちゃんとか超シンプルだもの。