一部に根強いファンをもつオノ・ナツメさんの「どこかでだれかも食べている」(文藝春秋 2018)をブックオフで買いました。おいしいものが出てくる本には呼ばれてしまいます。私を買って~とオーラが出てます。
長くても10ページ、だいたいは5ページほどのお話が21。お母さんが昔作ってくれたオムライスについて話す姉妹。庭のブルーベリーをジャムにしようとしたら、糖尿検査で引っかかって、生で食べるはめになったお父さん、お花見にそれぞれおにぎりとおにぎらずを作っていく若いご夫婦。
なんてことない日常のなかにある食の記憶が素敵です。
「ポテトサラダ」という話にでてくるのは、付き合いだしたばかりの二人。お休みの日にデートにも出かけず、彼女の「お気に入りの過ごし方」をやってみます。ボウルいっぱいのポテトサラと白ワインを用意して、シリーズもののDVDを一気観。(ぶっ続けに観て、一日半の予定)
これは贅沢すぎて倒れそう。
許されるなら私もやってみたい、思い切り本を読む休日。今の季節なら、傍らにはアイスティとレーズン入りのクッキーとミックスナッツ。アーサー・ランサムを読み返してもいいし、今月号の雑誌からお気に入りのレシピを見つけてもいい。
(お気に入りのカフェでの読書もまたいいものです。これは深入りの珈琲と台湾蜜豆。)
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