ミュンヘンからのメルマガ。これは正しい〇

あれこれ
3月の壁面飾り。おひなさまは無表情。

(百均のマグネットボードにひな飾り。ぜんぶ裏に磁石を付けたので、いろんなディスプレイができますよ。たとえばオビナにメビナが肩車するとか)

こうして毎度毎度ブログを発信している私らんどくですが、調べ物以外でネットの情報を見ることはほとんどありません。そのせっかく調べた情報も、次の時におんなじ場所にたどり着くことが出来なくて、一度きりの事も多いんです。

一期一会、とか言うとカッコいいですが、ほんとは情報の海の中でアップアップしてます。何これー、溺れるーってな感じです。それでも不便を感じないのは「便利に使う事の便利さ」を知らないからでしょうか。昨年の夏にこのブログを始めるまでは、他人様のブログも読まず、それどころかフェイスブック・ツイッターとの違いも理解せず、せずせずせずの三乗でしたから。

ところがそんならんどくの所に、もう20年以上も律義に届くメールマガジン?があります。実はいつから届いてるのか、何でウチに来てるのかはよく覚えてません。殆ど読んでないというと申し訳無いんだけど、あまり読んでないです。ごめんなさい。ドイツのミュンヘンにある(と思われる)在ミュンヘン日本国総領事館からのメールです。毎週きちんと届きます。さすがドイツ。

先日届いたのは”航空情報”で、ルフトハンザドイツ航空がロシア上空を飛行しないと公式HPで発表したというものです。(3月5日まで)ルフトハンザ航空に加えて、日航と全日空のHPへのリンクもついてます。外務省海外旅行登録「たびレジ」、スマートフォン用「海外安全アプリ」、ミュンヘン日本国総領事館HPなども紹介されています。現地に住んでいる方、旅行している人にとってはかなり役に立つ情報を流してくれています。

20年ほど前といえば、ドイツ南部にちょっと関わりがあった頃。指折り数えたら、当時は2年間で7回も訪れていました。きっとその頃にメルマガに登録したんでしょうね。スマホも携帯もまだ持ってなかったので、旅先ではメールを見られなかったけど、自宅で少しでも正しい情報を探していた記憶があります。

ひとつだけニセモノが混ざっています。

(すんちゃんの石コレクション。四角い大きいのがドイツ南部で買ったもの。左はアンモナイトで右はなんだろ。石とか骨とかごちゃごちゃに置いてある中で、真ん中よりもちょっと右のクリーム色のもの。三葉虫の化石のふりしているのがフェイクです。)

「ただしい情報」、それを見極めるのがいちばん大事ってのはわかります。本当にたくさんの発信があって、その中には怪しいものもきっとあって、この世界の初心者らんどくは疑心暗鬼になりながら、そろそろ歩いているところです。

この見極めって、別にインターネットの中だけの話ではないですね。出版の世界でももちろん同じです。先日「北海道民」についての本を数冊読みました。How To物といわれる本や、コミックエッセイなど軽く読めるものばかりです。それぞれが自分の体験を書いてる体ですが、全くおんなじネタが数冊にでています。たとえば『札幌の地下鉄の中ではスズメのさえずりが聞こえる』というもの。作者が「ええーっ、どこどこ」とキョロキョロするところまで同じです。

どれかが元ネタ?もしかしたら今回読んだのはどれも、真似っこ?

だいたい地下鉄のあの音を聞いて、スズメさんがどこかに、なんて思いませんって。チュンチュンとは聞こえるけどのんびり感はないですし。(それよりも平岸-真駒内間にはクジラの咆哮が聞こえると思う。)

誰もが発信できる時代だからこそ、判断する目を養いたいものです。岩波ジュニア新書の「その情報、本当ですか?」はネット社会を生きる中高生に、誤った情報に惑わされずに「事実」を読み取るということを教えてくれます。

いろんな人がいろんなことを書いてるけど「これ絶対、自分の目でみてないよね」っていうのを見つけると、がぜんつまらなくなります。モノによっては「なんだよー、オマエ」ってやさぐれる事もあったりして。先日書いた函館の国宝茅空(中空土偶)について、あるブログで明らかに実物を見ないで書いたでしょというのがありまして、うそこけと思いましたね。

そんな怒りもあって、自分が発信者のときも、読み取った内容をできるだけもう一度調べることにしています。鵜呑みにしないというか、発信したとたん責任が生じるというか。難しいんですね、初心者がんばります。

あ、今確認したら、また在ミュンヘン日本国総領事館からメルマガが来てた。本日(3月2日、日本との時差は8時間)午後6時からミュンヘン市街で大規模デモが行われるそうです。「コロナもあるし、不特定多数が集まる場所はテロの標的になりやすいので、不用意に近づかないように」って書いてもらって良かったー、って人がきっといるはず。総領事館のメルマガ係の皆さん、ありがとうございます。

かくいう私、とある国で地下鉄の出口から出たら、デモ隊ともう一方のデモ隊のまん真ん中だったことがあります。金物屋さん業界の賃上げ要求デモだったので、流血沙汰にはならなかったけど、髪の毛が逆立つほどびっくりしましたよ、ほんと。

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