やっぱり函館はイカの町。函館観光(王道コース)を巡ってみる。

あれこれ
スーパーのお弁当までイカでした。イカリング唐揚げ、美味しいですよね

道南ではここ何年も烏賊(イカ)が不漁だそうです。店頭に並ばない事もありました。普段はそんなに買わないのに、無いよーと言われると途端に食べたくなるのは不思議ですね。

今年は小ぶりながらも、水揚げがあるみたいです。毎週水曜日の早朝にやってくる魚屋さんの軽トラックも、今までの『サカナ・サカナ・サカナ』という曲をやめて、『イガ〜、イガ〜』という独特の掛け声をテープで流しています。

朝イカ。ビンっとしてます。

知り合いの方から、小さいけど新鮮な朝採り(朝獲りかな?)イカを10杯もいただきました。早速どんぶりに山盛りのイカ刺しにしましたよ。脚と耳の半分は大根と煮付けて、残りはブイヤベースにしました。固く引き締まった身は、透き通っていて、そして甘いです。これぞ夏の幸せですね♥️

ところで、イカの耳や足(脚かな?)をお刺身で食べるのは、産地ならではのようです。

この春に定年を迎えたすんちゃんの「退職祝」をしようじゃないかというので、先週、以前の同僚の皆さんが集まってくれました。大阪、埼玉、千葉、青森などから、それぞれバイクに乗ったりフェリーに揺られたりして来てくれたんです。すんちゃん感激〜です。

故郷から遠く離れた土地で、不便な事や不安な事を助け合って過ごした人達です。数年に一度はこうやってそれぞれの「定年退職祝」という形で集まっています。奥様同伴で来られた方々もいて、私も久しぶりに懐かしい皆さんと会えました。らんどくも感激〜。ついM子さんやS子さんとハグしちゃいました。

一次会の宴はちょっと立派なホテルで。そして二次会は大門(だいもんと読みます。函館駅近くの繁華街です)で海鮮居酒屋に入りました。このお店、美味しかったですよー。イカ刺しも、そして珍しいホッケの刺身もありました。

生け簀で泳いでたイカさんがこんな姿に

さすがのイカ刺し。新鮮でコリコリ、透き通ってます。ゴロ(内臓)もブツ切りで添えられていました。そして写真のように、足もありました。さっきまで店頭の生け簀で元気に泳いでたイカさんですからね、もちろん足はまだウネウネというかピクピクしています。うわっ、動いてると本州や関西の皆さんが呟きました。あんまり嬉しそうじゃありません。

足も刺身で食べるの?いや、食べた事ないわー。みたいな会話が聞こえましたよ。イカゲソの唐揚げも注文したけど、どうも人気がありません。食文化はそれぞれ違いますもんね。

そういえば息子の友人に、実家が山梨の果樹園だという人がいました。桃の季節に家族で食べるのは固い桃、しかも皮を剝かないで食べるそうです。産地ではそれが美味しい常識なんでしょうね。私たちがスーパーで買う、柔らかーく熟した物は「もう食べない」状態だそうで、友人たちに沢山くれるんですって。ところ変われば、って感じです。

「退職祝い隊」の皆さんとちょっと観光地巡りもしてみました。北海道は遠いですもんね、こんな事でもないとなかなか来られません。定番の『五稜郭・立待岬・元町方面』をゆっくりと、無理しないペースで周りました。

五稜郭公園内に復元された「箱館奉行所」です。この写真いいアングルでしょう?らんどくがスマホで撮ったとは思えません。実は「この場所に立って写すとバッチリ!」というポイントがありまして、そのマークの上でパチリ、こんな立派な写真ができました。お天気も良いし、思ったより人もいなくてのんびりできました。

箱館戦争モニュメントの後ろに五稜郭タワー

五稜郭は昔近くに住んでいたこともあって、今まで何十回も訪れてます。学生時代はSFサークルの読書会を、この公園の芝生の上でやったりもしました。だけどこちらの「立待岬(たちまちみさき)」の方は、実は初訪問です。森昌子さんの歌にもありましたね。

絶景!
散策するには体力が足りません

昔は自殺の名所といわれ、夜は暴走族が集まると言われていました。それで今まで恐くて近寄りませんでしたが、この夏晴れの朝に訪れると、まあ、なんと素敵なところでしょう。

ぐるっと岬の周りが青い海。お天気良い日には青森まで見えるようです。晴れていて、あまり暑くなければ、そして自家用車があれば、最高です。観光名所ではありますが、あるのはトイレだけというのも、見方によっては良いのかもしれません。(実際は何か小さい建物があったけど、シャッターが降りてました)

一緒に巡った元上司のご夫妻に「どこか行きたい所はありますか?」と聞くと「海が見える坂」とのお答え。なるほど、八幡坂でしょうね。

この辺りはちょっと「密」でした

ね、よく見るでしょ、この景色。函館は坂の町でもありますが、函館港と白い連絡船が見えるこの八幡坂は、特に「絵になる」感じです。坂の上には函館西高校があって、ここは作家の辻仁成さんや、佐藤泰志さんの母校です。

このあと、旧英国領事館の庭でひと休み。そして冷たいお茶を飲みに「ティールーム夕日」さんへ。春先に家族でおじゃました時は、お煎茶をポットでいただきました。暑いこの時期には冷え冷えのお茶で、生き返りました。

冷たいほうじ茶。オヤツ付き
おまんじゅうには「夕日」の焼き印

港に臨む窓辺の席で、行き交う船や海を眺めました。夕日が売り物?のお店なせいか、午後の早い時刻はとても静かで、アズマしかったです。北海道弁で非常に落ち着くって事です。

海を見ている2人

一緒に居たのは元赴任地での上司ご夫妻です。後ろ姿だけじゃなくて、正面の写真も使っていいわよーと言われたんですが、あえて後ろ姿ツーショットで。あ、このシルエットは!と思う方も日本各地にいるかもしれません。変わらずお元気ですよ、ご自宅では薔薇を育てているそうです。

地元にいると、観光名所にはあまり行かないものです。函館山の夜景も五稜郭タワーからの眺めも、お客さんが来た時しか見ることはありません。久しぶりに「観光客」してみると、函館はやっぱり面白いところだなと思います。

マンホールカード。街づくりセンターなどでもらえます
柳屋さんのリアルなイカ羊羹。コーヒー味です。

実は街中イカだらけです。マンホールのフタがイカ模様。イカ徳利やイカ最中はもちろんのこと、イカのまんま羊羹もあります。イカ踊りにイカール星人、そして観光名所ではありませんがイカモニュメントというのもあります。ふるさと創生一億円事業で作られたそうですが、これって1億円もするんだー、ホントにー?と思った人も多いんじゃ無いかな。因みに我が北斗市は、温泉を掘りあてまして、立派な「せせらぎ温泉」ができました。えっへん。

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