ふるさと納税にもとめるもの。返礼品ばかりじゃないです。

あれこれ
ふるさと納税の礼状はこんな封筒で来ます

(別海町の封筒は表も裏も可愛いのでどちらも並べてみました。左上の二枚です。封筒の表には大きく「ここまで来ると、べつ・せ・かい。北海道別海町。」と書かれています。)

にかほ市からふるさと納税の受領証明書が届きました。こういうのはすんちゃんの担当で、あちこちの町を「応援」しています。といっても、あちらに千円こちらに二千円と、分相応にたいそう慎ましいものですが。返礼品ももちろん楽しみだけど、それぞれの自治体から届く「お礼の手紙」もなかなか興味深いのです。

名前入りのそっけない茶封筒に、A4の用紙1枚に「お礼」と「受領証明書」の両方を印刷してくる市町村もあります。でも殆どは色とりどりの封筒に町の宣伝を載せていたり、両面カラーの特産品の説明が同封されていたりと、眺めるだけでも楽しいものです。北海道芽室町(めむろちょう)役場魅力創造課が発信してくれるパンフレットは高級感ある厚手の用紙に、おしゃれな誌面。チーズ、ワイン、そして日本一のスイートコーン。こういう町には行ってみたいなあと思っちゃいますね。

そして今日届いた秋田県にかほ市の封筒。これには感激しました。受領書が1枚、まちの写真と丁寧なお礼が印刷されたカラーのお手紙。そして「超神ネイガーの疫病払いのカード」が同封されていました。

また、同封のカードはにかほ市を領地としていた「仁賀保家」の逸話に基づく「疫病払い」のカードです。よろしければお守り代わりとしてお使いくださいませ。

にかほ市役所 まちづくり推進課より

超神ネイガーはにかほ市を中心に活動しているご当地ヒーローです。見た目は仮面ライダーや戦隊ものヒーローのような等身大のタイツスーツ姿です。「ネイガー」という名前は、秋田県のなまはげのセリフ「泣ぐ子は居ねぃがあ!」からきているそうで、ローカル色が濃いのです。このネイガーさんにはテーマソングもあります。『豪石!超神ネイガー~見だがおめだぢ~』なんと歌っているのは水木一郎さんなんです。見だがおめだぢ。いいなあ、おめだぢ。東北の言葉は(山形以外は)道南のに近いところもあって、落ち着きますねえ。

ご利益ありそう。疫病退治はまかせた。

そういえば、大学で同じ専攻に秋田県出身の人がいました。学外のSFサークルでも一緒だったんですが、入学後の自己紹介の用紙に「得意技:ササニシキローリングサンダー」と書いていたんですね。さすが米どころの人は違うなあと、当時やたらに感動したものです。ところが今調べてみてもササニシキローリングサンダーはヒットしません。プロレスの技だったのかなあ、それともご当地もののハシリだったのかなあ。単なる冗談の可能性もあるな。もう42年も前のことで、本人も覚えていないかもしれません。

確定申告の時期が来ました。以前は医療費控除だけを考えれば済みました。すんちゃんがふるさと納税を始めてからはそれの分も考慮にいれて、そして今回は何だかややこしいことになってます。昨年度の途中まで、らんどくがフルで働いていて、その後すんちゃんの扶養に入ってハーフで働き、さらにそのあと退職してブログを始めたのです。今は個人事業主という立場です。

どうすりゃいいの。何処に何を出すの?まず何から手をつけよう、っていま混乱中なんです。ちょっと頑張れば、ネットでも手続きができるそうだけど、書類を全部持って行ってわからない所を聞きながら、ってスタイルのほうが性に合ってる気がします。「ここ違いますよー、らんどくさん」「あ、ホントだ、すみませーん」みたいなやり取りで、どこでも乗り切ってきたもんで。コンピュータさんだと、指が震えて違うボタンを押しちゃって、取り返しがつかない事態に陥りそう。ぶるぶる。

こういう時、もしかしたら経理とかその類いの資格があれば楽なのかな。電卓とかそろばんとか駆使して、ハイ、出来上がりーってカッコ良いですよね。でも中学生の頃にはもうわかってましたもん。「経理とかそんなの」だけは、自分には無理だろうって。数字を細かいマス目にきちんと間違えずに入れていく。そしてその意味を理解する。これはもう向いてないを通り越してます。ではどうしましょうか。とりあえずしばらくバタバタしてみます。

ふるさと納税はすんちゃんに任せっきりで、どんな仕組みかも実は正しくはわかっていないんだけど、にかほ市のネイガーカード入りお手紙がうれしかったもんで、何か楽しい返礼品はないかなあと調べてみました。『ふるさと納税 絵本』で検索すると、作家のサイン入り絵本セットとか、絵本用シェルフ(棚です)だとか本当にいろいろありました。その中でこれはちょっと良いかなあと思います。

剣淵町の町立図書室「絵本の館」に絵本を寄付するものです。こちらの名前(実名じゃなくても可)なんかを書いて貼れるシールがついてきます。「なまえ らんどくつんどく、おすまい 本と飯と虫ときどき星」なんて。剣淵町の「絵本の館」は絵本専門の町立図書館で、いつか行ってみたい場所のひとつです。

あ、ところでにかほ市からの返礼品は「ネイガーのカード」じゃありませんよ。あのカードは純粋にオマケです。一応、念のため。

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