名探偵か変身ヒーローか、はたまた妖怪ハンターか

あれこれ
レジ付近に生息する妖怪(に見える)「ここに代金いれてね」

宵っ張りなので、真夜中すぎてもまだまだ起きてます。ブログを書いたり片付けものをしたり、時々座ったまま寝ちゃったり。らんどくの自宅あたりはとっても静かなところで、この季節は外は何の音もせずシーンとしています。寂しいときは小さい音でテレビをつけたりしてます。

さて昨夜、というか今日早くというか、どこかでカタンというような音。それがときどき繰り返されました。書き物をしながら考えて、選択肢を消して行きます。ストーブの煙突から小鳥が入ったかな?いやいや、小鳥なら煙突からストーブの中に落ちて、バタバタと結構慌ただしい。第一、真夜中に活動出来ない「鳥目」だし。

それじゃあ中3階のトイレの手洗い場の蛇口が、きちんと閉まってないのかな。3階までの吹き抜けなので、居間にいると上の階の音が結構聞こえます。チロチロチロと小さくて高い音がずっと響いてたら、その可能性もあるけど、連続してないから蛇口でもないなと。

もしかしたらすんちゃんか、ポヨが何かの発作で苦しんでいるのかも。ポヨはこのひと月ほど朝方に咳がでていて、そのせいか胸の真ん中が痛んでまして、ちょうど昨日呼吸器内科に行ったばかり。運転も出来なさそうだったので、仕事を早退した彼を車で送って行きました。もしかしたらこのカタンと鳴るのはポヨがのたうちまわる音なのなかも。

でも検査の結果、呼吸器や肺はどこもなんともなくて、肺機能検査(あの息をふーっと吐くやつ)で18歳相当と言われて気を良くして帰ってきたポヨ(35歳)が、そんなに苦しむかなあ?なんて考えてると、何だか「カタン」が「ガタンガタンッ」と元気になって来ました。おまけにぴちゃんぴちゃんと水音も混じっています。ああ、そうか。すっかり存在を忘れていたアフリカツメガエル。なるほどキミは夜行性だったのね。

今の時期はまだ静かだけど、もう少しすると、夜中ずっと外でカエルの鳴き声がするようになります。(外にいるカエルはアフリカツメガエルではありません) ケロケロケロというよりはリリリリとかジジジジに近く聞こえます。家の周りは畑や元果樹園で、田んぼはないんですけどね。

音の正体がカエルだと気づかなかったら、怖かっただろうなあ。お化け?妖怪?悪霊?幽霊? 人外のモノには勝てる気はしないけど、冷静に考えるとここの家は新築だから、妖怪以外の可能性はゼロなんだよね。土地にも家にも私たちにも怨みや執着を持たれる覚えはないですもん。

唯一わけのわからない存在の「妖怪」は、それぞれに対処法があるそうなので、まあ安心。ドラッグストアでこんな本をみつけましたし。

実は数週間前にこの本を見かけてから、店に行くたびに少しずつ立ち読みしてました。そのドラッグストアの書籍コーナーには、雑誌とレシピ本以外にはこれ一冊しか「普通の本」はありません。そして読むたびにツッコミどころ満載なところに感心して、とうとう買ってしまいました。

妖怪本は、大人向けも子ども向けも、アニメになったものも、図鑑も、色々ありますね。らんどくが子どもの頃に買っていた学習雑誌の付録にも「ようかい大辞典」みたいな付録が付いてました。今回購入した『妖怪のたおしかた』は小学校中学年くらいから使える図鑑形式です。オールカラーでデータ満載、妖怪は出没都道府県別に並んでいて、北海道のは「イペカリオヤシ」という山の中に住む食いしん坊の妖怪でした。その名前はアイヌ語で「食べ物をねだるお化け」という意味だそうです。【特技】大食い・早食い【出会いやすい時間帯】食事時、なんて書いてあって面白い。図鑑好きなので、なんだか腰をすえてじっくり読んでしまいます。(だから買ったんだよね)

それぞれの妖怪のたおし方・弱点がイラストで描いてあるんだけど、それが何とも言えないんですよー。だって『天狗はサバが嫌いだから、出会ったら昨日の晩御飯はサバだったと言おう』とか『小豆洗いは「かまってちゃん」だからシカトすると元気がなくなる』なんて書いてます。新潟の「おばりよん」というおんぶお化けは『金鉢をかぶると飛びつかないので、金属製の鉢をあらかじめかぶっておこう』という説明文の横に、鉢をかぶって登校する小学生のイラストが。この本を真剣に読んだ児童が、学校に行くのに金鉢かぶりたがったらどうする、出版社さん。

ガチャガチャ妖怪「タコパンダ」?
三つ足妖怪「使用法不明」?

子どもというのは何にハマるかはわかりません。らんどくが小学校中学年のころ、将来の夢は「名探偵」でした。ジュブナイル(子供向け)のホームズやルパン、少年探偵団のシリーズにも夢中でした。ある日、引っ越したらんどくんちへ以前の学校の友達が訪ねてくれました。みんなで遊んでいると、いつの間にかD君が居なくなってしまったんです。今から50年も前のことで、もちろん携帯もなく、心配していたら戻ってきたD君いわく「怪しい人がいたから尾行していた」なんだ、それー。

それでもみんな「そうか、尾行ならしょうがない」という雰囲気でした。当時は暗号で書いた手紙をやりとりしたり(結局解読できないものもあった)、ホームズクラブに入会したという人がいたり、毎日が充実してました。でも変身ヒーローになる夢も捨てがたく、なんとか名探偵とヒーローと両立できないか10歳のらんどくは進路(?)に煩悶してたもんです。なんとお目出度いことでしょう。

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