(休日のお昼ご飯に非常食と常備菜でランチしてみた)
先月、住民票をもらいにに役場へいきました。本当は「市役所の分庁舎」なんだけど、市政化される前の役場時代が長かったので、いまだに”役場”と言ってしまいます。それで通じるしね。バス停の名前は変更になったけど。
ふと見ると、出入口のところに長机がふたつ用意されていて「ご自由にお持ちください。賞味期限が近いです」とかかれた非常食が並んでいました。アルファ化米のご飯です。乾燥米飯と書かれていて、プラスチック製の容器(袋かなあ?)に入っています。
味がいくつかありまして、けっこう美味しそうにみえました。三人家族ですが、3っつも貰うのは申し訳ないので、五目ご飯とひじきご飯を1つづつ頂いてきました。賞味期限は今年の11月。まだ何か月か残っていますが、なんでも早め早めに次のものを準備するということですかね。
そして数日後、印鑑証明書をとりに役場に行くと「ご自由にお持ちください。」の品物がまた並んでいました。こんどは水のペットボトル500ミリリットルです。
「北海道発 5年保存水」ですって。こんなものもあるんですね。七飯町の湧水で、品名はナチュラルウォーターでした。七飯町は横津岳からの湧き水がおいしいところです。うんうん、とうなずきながら、これも2本いただきました。
9月1日は防災の日でしたね。それでちょうど入れ替えの時期なのかもしれませんが、ご飯とお水をいただきました。ありがとうございます。(この場合は誰にお礼を言うのかな。市長さん?)
この連休中はすんちゃんも一緒にお昼ご飯を食べることができたので、ちょうどいいからと、いろいろ防災非常食を食べてみました。
今回いただいたものの他に、賞味期限間近のものが我が家にありました。非常食計4種類と、いつも冷蔵庫にストックしているゆで卵・すんちゃんのぬか漬け・昆布とタラコの佃煮でお昼ご飯です。
アルファ化米の乾燥米飯が2種類ありました。ひとつは今回役場から貰ってきたひじきご飯。群馬県藤岡市の希望食品のものです。ひじきの他に、にんじん・れんこん・ごぼう・しいたけが入っています。もうひとつは6月末まで勤務していた職場で(これも賞味期限が近いからと)昨年もらったものです。なんと今年の5月にすでに賞味期限が切れていました。こちらはわかめご飯です。島根県出雲市のアルファー食品製。
袋を開けると、どちらにも乾燥剤とプラスチックのスプーンが入っています。それらを取り出して、内側の線までお湯を入れます。わかめご飯のほうが表示が見やすかったです。どちらも「お湯」でも「水」でも戻せるようになっていて(お湯だと15分。水だと60分)さらに水分量を多めにすると雑炊にもなるようで、災害時のいろいろな状況に対応できるように考えられていました。
ご飯のほかにパンの缶詰もありました。「備蓄保存用パン サバイバルパン」です。カンの中にはチョコチップ味のマフィン状のパンが2つ入っています。こんな大きな缶なのに小さなパンがふたつだけ。ちょっとスペースがもったいない感じがしますね。北海道江差町の江差福祉会製。
全部準備ができました。準備といっても、パンは缶を開けただけ、ご飯はお湯を入れただけです。それぞれのご飯を三人で分けてよそいました。
それではいただきます🍚
予想よりご飯がおいしいです。もう少し水っぽいのかなと思ってましたが、固めで食べやすいです。味がしっかりついていて、これは災害時といわず、普段も食べるためにストックしておくのもアリかな。パンもしっかりした生地の菓子パンのようで、美味しかったんだけど、コストパフォーマンスが気になるところです。これももらったものなので、値段がわかりません。
最近非常食の考え方で『ローリングストック』ということが言われています。食べ物や日用品を少し多めに購入しておいて、日常生活で古いものから順番に消費していくというものです。備蓄した非常食等の消費期限切れを防ぐのに有効だそうです。今回食べたわかめご飯は賞味期限がすぎてました。まだ大丈夫と思っていても、普段はしまい込んでいたので、あまり目にふれることも無かったのです。
いざというときのために、何を・どのくらい・どこに備えておくのかを考えておかなくちゃと、今更ですが思いました。(のんびりすぎ?)
2018年におきた北海道胆振(いぶり)東部地震では、北海道全域で大規模な停電が起きました。震源地からはるか遠い我が家でも3日ほど電気が使えませんでした。実はそれまでまともに「非常用の備蓄」をしていなかったので、さっそくその日から困ることになりました。
水道は使えたものの、食事用のIHヒーターは動きません。そして致命的なことに我が家には「カセットコンロ」がありませんでした。冷蔵庫の中の食品を調理する術がなかったのです。サバイバルすんちゃんは、焼き肉に使っていた七輪を引っ張り出しました。けれど電気が止まったとはいっても、冷凍庫の中の肉がとけるのは時間がかかります。普段なら解凍も電子レンジでするところです。
ポヨは開いている店を探しに徒歩で出かけました。我が家の周りにはもともと商店も食堂も数が少ないのですが、奇跡的に開いている店を発見。(存在は知っていたけど、入ったことがない昔ながらの喫茶店でした)。なんと出前もしてくれるということで、朝・昼・晩御飯まで賄えるようにと多めに注文して、そうして徒歩のポヨが帰宅するより早く、ごちそうが出前で届きました。ハンバーグ定食やチャーハン、カツカレーなど定番のオンパレードでした😊バンザーイしましたよ。
そんな苦労をしたものの、喉元過ぎれば何とやらで、未だにカセットコンロを買っていません。水の備蓄・すぐ食べられるもののストック、どちらも足りないです。前回の地震の時にはしっかりしていたシエばあちゃんも、このごろは不安が大きいです。ばあちゃんのぶんも含めて、ローリングストックを考えなくてはいけません。
そう思って、さっそくばあちゃんちにいろいろ運び込みました。「ばあちゃん、何が欲しい?」と一応聞いてみたら「デカビタ!!」と即答されました。まあ好きなものが一番だからね、と何本か買ったけど、どうやらどんどん飲んでいるらしく、備蓄の前に品切れになる勢いです。
これは非常食だからね、というと「だって喉が渇いて非常事態だったんだもの」とか言うんだろうなあ
コメント
こんにちは、らんどくつんどくさん。
非常食が予想以上に凝っていてるのでびっくりしました。
(マフィンの缶の余白にも驚きです…)
ここ数十年災害が多いですし、非常食の開発も進んでいるのでしょうね。
そういえば、我が家も備蓄も少し考えなければ…!
ついつい安心バイアスが邪魔をしてしまいます(汗)
そぉなんですよ、ナツメグさん。なんでもかんでもとっても美味しいですの。
長期で保存できて、軽くて、飽きないものはなんでしょうね。
お値段がもう少し安ければ、非常食ストックに宇宙食も入れたいところです。あれもおいしいですよね。以前お土産でフリーズドライのバニラアイスを貰ったことがあります。
不自由な環境でもうまい物を食いたいっという要求はつきないものなんですね・