カエルのご飯、ワンコのおやつ

最近はワンコのおやつも種類が沢山あって、おまけにどれも美味しそうに見えます。あれもこれもと目移りして、カセンに甘いシエばあちゃんも、買い物大好きらんどくもついつい「カセン、お土産だよー」という事になります。

シエばあちゃんちの食卓は今は物置き場状態になっていて、カセンのおやつがならんでいます。(ご飯は居間のテーブルで食べます）スティック状のサツマイモに、レバー味のサラミ、イワシせんべいも卵ボーロもあります。本当に私たちの食べ物と変わりません。外袋が違うだけって感じがしてます。

さて、上の写真の中で、カセンのおやつじゃないものはどれでしょうって、すぐわかりますよね。左手前の「知床鶏ときのこのカレー」はばあちゃんの晩御飯で、あとはカセンのおやつです。カセンの主食は大袋の「かりかり」というタイプで、小麦粉のアレルギーがあるので、グルテンフリーのやつを買ってます。まさかワンコの餌関係で”アレルギー”とか”グルテンフリー”なんて単語が出てくるなんて思いませんでした。

小麦粉のアレルギーがあるカセンは、なんでもかんでも食べられません。食べると症状がでるようで、あちこち痒がっては、後ろ足でホリホリ掻いたり舐めたりして、足でも舌でも届かないあたりは、床に身体を擦り付けています。全身をくねらせて、とても器用なんです。そうやってあちこち擦るもんだから、だんだんカセンの毛皮にも（同じくシエばあちゃんちのじゅうたんにも）「ハゲ」ている場所ができてます。じゅうたんはこの春に買い替える予定だけど、カセンの毛皮はそうはいかないので、酷くなるといつものペットクリニックでお薬をもらいます。

だいたいシエばあちゃんに「カセンは小麦粉アレルギー」という意識がないんです。いや、あるけど覚えてないので、コンビニから帰ってくるたび「ほーら、カセン美味しいよ」と肉まんやリンゴデニッシュやらを分けてやるので、よくなるわけはありません。注意すると伝家の宝刀『もうあと何年も生きないんだから』を振りかざすし。シエばあちゃーん、そういう人（犬）に限って長生きなんだけど。

サンルームを横切っていたポヨが「おっ」と笑いながら居間に来ました。「なんか、カエルがいるけど。知らない水槽の中に」

ん？と見にいくと、この春から違う職場に移ったすんちゃんが、以前のところから運び込んだらしい水槽がありました。水槽に気づかないほど広いサンルームじゃないんだけど、いろんな物が出たり入ったりで、あまり気にしてなかったんです。のぞき込むと、藻で濁った水の中にアフリカツメガエルちゃんが一匹。水から目だけ出して浮かんでいます。

以前も番（つがい）を持って帰ったことがあるので、顔なじみです。（同じ個体かどうかはわからないけど。）カセンも毎日つまらなさそうだなあと思うけど、このツメガエルはその上を行きます。ただ浮いているだけ。ぴょんぴょん跳ぶこともしないし、おまけに今はひとりぼっちみたいだし。せめておいしいエサでもあげましょうか。そう思って近くにあった「カメの主食」（すごい商品名だ）を3粒、ポトリ。アフリカツメガエルはエサを両手で掻き込むように食べます。なんだか「あわわわわ」と慌てているように見えて、結構可愛いんですよ。カエルなのにカメのエサで大丈夫なのかな、という心配もあるけど。

スーパーなどには、ワンコのおやつだけじゃなくて、ネコのも野鳥のもカメのもいろいろ取り揃えてます。鳥のエサの他に「野鳥のまき餌」なんていうのまで。細かいニーズに応えるんですね、感心しますねえ。そしておやつだけじゃなくて、ペット用のおねしょシーツ（？）も並んでます。ワンコ達が「いちばん可愛い顔とポーズ」をしているパッケージ、こういうの何だか見たことある感じだなあ。

ペット用のも、赤ちゃん用のも（あと高齢者用のも）どちらも使う本人が使い心地について感想を言えないところは同じです。なので買う方の選考基準としては、値段とか使いやすさとかパッケージの可愛さとかその他のお得感しかありません。ポヨとピカがこういうものを使っていたころ、お母さんたちの評価では「パンパースは質はいいけど高い」「マミーポコはコマーシャルが変」なんて適当なものでした。うちはメリーズだったけど、それだってポイントを貯めるといろいろ貰えたからです。

今まで見たことがなかったネコのご飯をじっくり見てみました。見ましたが、はっきり言ってわかりません。「11歳からかつお節入りまぐろとささみ」「まぐろスープ　かにかま、しらす入り」「１歳からの成猫用おさかなミックス　まぐろ・かつお・あじ・白魚」これでわかるのは、ネコはまぐろが好きってことぐらいです。それでも、あ、これ可愛いなあというパッケージを見つけました。

これでは小さくて良くみえませんね。リアル風イラストでネコがばんざーいして寝ています。いやあ可愛いわあ。それに商品名も「Miaw Miaw」。みゃうみゃうですよ。他のが高級感を押し出してるのに、この脱力感。もし家ににゃんこがいたらこれ選ぶなあ。だって覚えやすいんですもん。