確かに夕べは雨降りだったのになあ。このまま降ると、また朝方に凍って危ないと思ってたのになあ。いつの間にか雪に変わって、朝にはまた一面の雪景色に戻っていました。
風がないので、ひらひらと、ふわふわと静かに降ってただけなのに、いつの間にか車が埋まってるなんてこれが「塵も積もれば山となる」なんでしょうか。いや、雪を塵に例えるのはちょっと違うか。「千里の道も一歩から」というのもありますね。
先日、まだ晴れている時に函館の「たつみ食堂」へ行ってきました。無休営業を1994年から始めて、昨年12月に『連続無休営業10000日』を達成した食堂です。1万日ってスゴくないですか?27年と4ヶ月かかっているそうです。これこそリアル「千里の道も一歩から」ですね。
おめでとうは良いんだけどね、この立て看板、自分に「おめでとう」って言っちゃってる。どちらかと言えば「ありがとう」じゃないかなあ。それとも頑張った自分を褒めてあげたいタイプかな?
ここに来たのは3年ぶりくらい。少しだけ値上がりしてました。安めの定食が一律750円。唐揚げ2つとヒレカツ、コロッケに目玉焼きがついたミックスA定食を、ほんの少しのご飯でいただきます。定食屋さんはどこてもそうですか、ここも白米が山盛りになります。ご飯1/4でお願いと言って、糖質制限のらんどくにはちょうど良いくらい。
ポヨの月に一度の通院には、運転手として函館までついていきます。待ち時間に買い物したり金融機関に行ったりして、お昼を一緒に食べます。ワンコインランチに凝っていた時期は、ずっと〇〇食堂や△△屋さんを巡ってました。全部周るぞーと意気込んでたので、唐揚げ有名店のたつみ食堂にもその頃来たんですね。ワンコインじゃないですけど。
自家用車があれば、という条件付きですが、函館くらいの大きさの街は「全店制覇」にはちょうど良いです。北斗市や七飯町あたりまで含めても、ちょっと頑張ればいけます。ソフトクリーム有名どころ全店制覇はあと一息。ケーキ屋さんもほとんど行けてるし、奥様が集まるランチ店も結構知ってる。(すんちゃん、スミマセン)
これが札幌だとそうはいきません。店が多すぎて、しかもみんな美味しくて中々次の店に進めませんでした。お気に入りには通う性質(たち)なので。それでも函館で「パフェ屋さん、全部行くぞー」が達成できないのは、お店が栄枯盛衰というかどんどん入れ替わるからです。いつか行こうと思ってたあの店が潰れ、お気に入りだったこの店もなくなり、知らないカフェが出来てたりします。
すんちゃんも60歳なのでこの3月で退職です。春からは違う条件で違う場所で働きます。お疲れ様なので、ちょっとあちこち行ったり思い出の味を食べたりしようか、と思ったものの、むかし通った店はほとんど残っていません。学生時代に一緒に行った喫茶店ももうありません。第一、ボーニモリヤデパートも西武デパートも閉店してますもんね、こんな事になるなんて思っても見ませんでした。
函館駅前にあったボーニモリヤデパートの事は「ボーニさん」と呼んでいました。お歳暮とかお祝いとか、ちょっといいものはここで買ってました。今、ボーニさんの事を書いていて思い出したのが、この包みです。すんちゃんは何度か転勤というか、職場移動がありました。そのたびに「お礼」と「ご挨拶」を用意するんですが、43人の職場なら45個とか多めに注文しました。
20年程まえの転勤で使ったのがこの包みです。幾つか余ったものを知り合いへプレゼントしたりして、最後の一つです。ボーニモリヤの包み紙もそのまま。こうなったらずっとそのままにしとこうかな。何だかもったいなくて開けられないです。
若いころの思い出巡りは止まりません。行啓通(ぎょうけいどおり)の「喫茶ルポ」は最高に珈琲が美味しかった。五稜郭公園まえの「喫茶店宇宙塵」は学外のSFサークルの集合場所。チボリもレノンストリートもパルファンもマジョマジョマーケットもルパンもトップスも・・・(なかなか止まらないので、この辺で強制終了)
思い出が美化されてるのか、昔の喫茶店文化は良かったよねーとつい言ってしまいます。後ろを向くのはおばさんの証拠だ。新しいお店を開拓しに行こうっと。オススメあったら教えてね。
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