貝三昧な日々について、考えてみた

ほん
DSC_0081

(玄関前の薪の壁。よく乾いているのでどんどん燃えてしまいます。これだけあっても3日と持ちません)

12月24日のクリスマスイブは、宣言どおりシエばあちゃんの家でご飯を食べました。好物のお寿司です。

すんちゃんのお給料日とか誰かの誕生日にはシエばあちゃんも一緒に外食をするのですが、だいたいは回転寿司です。「ばあちゃん、何食べたい?」「お寿司!」この会話をいったい何度繰り返したことでしょう。

どのお寿司やさんでも頼むものは決まっていて、とりあえずの『貝三昧』です。実は私も「貝好き」なんで、ここはばあちゃんに賛成です。

ずーしーほっきーでお馴染みの北寄貝(ホッキガイ)、アワビ、ツブ貝、そしてホタテ!!

なんと 10キロのホタテ!!

私たちの「貝愛」が神様に伝わったのでしょうか。なーんとホタテを10キロも届けてくれた方がいましたのよ。箱を開けた瞬間、うわっと仰け反っちゃいました。

何層にも重なったホタテホタテホタテ。数えたら52枚もありました。さっそく新鮮なうちにお刺身で。次は貝殻に身と貝ヒモをのせて、魚焼グリルで焦げ目が付くまで焼いたもの。じゅっとお醤油をかけて、はふはふいただきました。

ちょっと目先を変えてマリネにもしてみました。ちょうど冷蔵庫にあったサーモンといっしょに、貝柱を柚子酢・オリーブ油・ハーブ塩でマリネード。白ワインにも日本酒にも良く合います。苦手なお酒ですが、少し飲みたくなりました。

このホタテが来た辺り(噴火湾)ではホタテの養殖が盛んです。まだポヨが赤ん坊だったころ住んでいた地域では「ホタテの耳吊り」が、主婦の人気バイト先の1つでした。ホタテの稚貝に穴を開け、糸を通してロープに結び、海に吊るす作業です。

まだ20代の中程で、慣れない家事でいっぱいいっぱいだったあの頃。アルバイトなんて余裕はなくて、ホタテの耳に穴を開ける機会はありませんでした。

あれからウン十年が過ぎて、相変わらず家事にいっぱいいっぱいではありますが、ホタテの殻を開けるのは上手になりました。刺身三昧の次の朝、残ったホタテは37個。せっかくだから、タイムを計る事にしました⏱️

殻を開けて、貝柱と貝ヒモとウロに分けます。貝殻はざっと洗って(匂いますからね)バケツの中へ。これはあとですんちゃんにコンポストへ入れて貰うつもり。貝柱は冷凍庫、貝のヒモは包丁で個削げるように汚れを取っておきます。あとでお料理にも使うんだけど、このヒモはお刺身も結構いけるんです。

よーいスタートから、はいラストまで小一時間かかりました。それしか掛からなかったと言うべきか。

冷凍庫にはお行儀良く並んだ貝柱が36個。(1つは途中で味見しました。)ご馳走さまでした。

魚介類って本当に美味しいと思います。出汁もでるし、味に深みもでるし。私には「いつかは食べに行きたいモノ」がいくつもあるけど、海産物に絡むものが多いです。その中で上位に入ってるのが「米国クラムチャウダー食べ比べ、あるいは揚げクラムのランチ」です。

クラムチャウダーは「クラム(アサリ貝なんかの二枚貝)」が入った、一種のシチューです。アメリカ合衆国にはクリーム味の「ボストンクラムチャウダー」と、トマト味の「マンハッタンクラムチャウダー」がありまして、どちらも名物になっています。クリーム味かトマト味か。ぜひ比べてみたいものです。

外国の小説を、らんどくの印象でザックリ分けると、フアンタジーの名作が多いのは英国。『ハリー・ポッター』も『ハウルの動く城』もそしてこれ以上ないほどの名作『トムは真夜中の庭で』も英国です。(他にも沢山あって、書きたくてじたばたします。でもがまん)。

米国のはファンタジーというよりも、地に足がついた日々を綴っているものがすごい。『大草原の小さな家シリーズ』しかり、『トム・ソーヤ』しかり。そして美味しそうなものがたっぷり出てくるのは、もちろん米国のそんな小説なわけで、ミステリーにもロマンスにもさりげなーく美味しいものが 満載です。

そんな中で、いつも思い出している場面があります。前回も紹介した『シャンディ教授シリーズ』(シャーロット・マクラウド作・創元推理文庫)の中にでてくるものです。シャンディ教授が友人と港町でのランチにハマグリフライのタコスを食べるというものです。これは日本のフライ(パン粉をつけるやつね)とは違って、トウモロコシの粉(コーンミール)をまぶして揚げるもの。どちらかと言えば唐揚げのイメージに近いかも。これにコールスローとルートビールを添えたのがランチだなんて、アッサリしすぎじゃないかな。

そのハマグリ、どんだけ大きいの?大人がハマグリだけで足りるの?それともアメリカのハマグリは大きいのかな。そして美味しいのかな。貝三昧の極みです。

今回、その場面だけ読み返そうとしたら、「これだろう」と思っていた本ではありませんでした。ううーん、どれだろう。

「これだろ」と思ってたけど、違った一冊。(悔しい)これも十分楽しい一冊です。おいしいものもたくさん出てくるし。バラクラヴァ農業大学に伝わる、飲んだらへべれけになっちゃう「バラクラヴァ・ブーメラン」とかね。

女の子ですから、ピンク色がお気に入り

今年のクリスマスプレゼント。カセンには新しいふわふわベットがあたりました。なんとなく幸せそう。良かったねえ、ちゃんとサンタさんが来てくれたねえ。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント

  1. すとらと より:

    あけましておめでとうございます!
    いつもらんどくさんのブログに元気をもらっています。
    ホタテのマリネおいしそうですね。盛り付けもプロみたい(*^^*) 私は不器用なのでこういう料理が作れる人がマジシャンみたいに見えてしまいます。 
    今年もよろしくお願いします!m(__)m

  2. すとらとさん、昨年はたくさんのコメントをありがとうございました。
    とても励まされました。
    今年もいろいろ書きながら、自分を見つめなおしたいです、とかかっこいいこと言ったりして。