メガネで温泉に入る場合は

「老い」に向き合う
部屋には珈琲の豆とミルがありました。

自分では持ってなくて、他の人はわりと持ってるって、なんだか羨ましいですよね。らんどくがちょっと欲しいかもと思うのはメガネです。最近でこそ細かい文字は遠くに離さないとつらいけど、ずっと良く見える眼でして、下手にメガネをかけると部屋がグルグル回ります。

先日、カーラジオから流れてきた番組の投稿コーナー「メガネあるある」。残念ながら裸眼暦60年の身には、面白さがわかりませんでした。運転しているすんちゃん(出会った時にはもうメガネ)が、隣で身を捩って笑いをこらえてたけど、へえーと気の抜けた相槌をうつばかりです。いいなあ、メガネ。

夕べは函館のホテルに家族でお泊まりしました。晩御飯の予約が19時と遅めだったので、それまでに温泉に入ることにしました。実はホテルの温泉に入るのは、ものすごく久しぶりです。道南は温泉型の銭湯が沢山あって、今日はしんわの湯、明日はせせらぎ温泉、七飯町のアップル温泉も函館の花の湯も近場です。よりどりみどりなのです。だけどホテルのはずっと入ってません。

なんだかねー、ホテルにお泊まりだよーと言うと、わりとキレイにして行くじゃないですか。それを一度脱いで、また着て、髪を乾かして、お化粧もし直して、って行程があるわけです。それが面倒で。でもまあ他の人(ポヨ・ピカ・すんちゃん)もそれぞれ入るって言うし、湯上がりには『食べ放題の棒アイス』があるそうだし。

小ぶりのカゴが可愛いのう。

部屋のクローゼットには人数分のお風呂セットが用意されていました。しっかり編まれた藤のカゴバッグにバスタオルと手ぬぐいがセットされています。つい持ちたくなるちょうど良さ。このカゴ下げて温泉へ。

メガネに関していつもわからないのは、温泉に入る時どうしてるの?という事です。自宅のお風呂なら勝手がわかってるから、メガネがなくても大丈夫。だから外して入浴。これはわかります。今日のように初めての温泉の場合は、メガネをしてなきゃ何処に湯船があるものやら、多分わからないんじゃないかな。源泉掛け流しの濁り湯に突然転落とか、無きにしも非ずですよね?

すんちゃんに聞いたら「温泉にはメガネをかけて入る」「だけど温泉のお湯の成分がメガネに良くないから、メガネを濡らさない」だそうです。でも間違って濡れたらどうするんでしょう。そんな事考えると、メガネ持ちも結構面倒だなあと思いますね。

無料アイスを食べながら見るガラス越の函館港

ところでホテルにチェックインする前に、ちょっと観光地元町をウロウロしました。カール・レイモンさんのお店でホットドッグを食べて、日本茶専門店でお茶を飲みました。有名なお店です。ティーショップ「夕日」さん。一面の窓に広がる函館湾が、夕日に染まるのが素晴らしいんですよ。閉店時間も毎日違って「その日の日没まで」です。

今日はこの時刻に閉店です

普段あまり丁寧に日本茶を楽しむ機会はありません。上手に淹れると美味しいだろうなとわかってても、なかなか。ここのお店にはお茶とお茶菓子しか置いてません。トコトンお茶を味わえます。

今日のお茶菓子は桜餅

お店の方が淹れた極上のお茶と、お茶菓子、新しいお茶っ葉が入ってる急須、お湯を冷ますための容れ物。それにポットがセットになってます。ポヨは甘みがある霧島茶、ピカは爽やかな朝宮茶、渋いのが好きなすんちゃんは川根茶。丁寧にお茶の淹れ方を教えてもらって、各自いろいろやってみます。濃く淹れたり、熱めにしたり。らんどくはお団子に釣られて「おかわりなし、ほうじ茶たっぷりコース」です。

上新粉のお団子と自家製漬物付き

実はこの日は、もうじき退職を迎えるすんちゃんからのプレゼントでした。「これまで支えてくれた奥さまへ」みたいなコンセプトだそうです。こうやって書くとカッコいいけど、奥さまらんどくにとっては”えーっ”みたいな驚きです。すんちゃんを支えたという自覚?ありません。ご迷惑かけた記憶ばかりありありです。

ランプ型のストーブ、これいいなあ

ティーショップ夕日の方が、寒いでしょうと、席の近くにランプ型のストーブを持って来てくれました。暖かいうえに明るくて、とても良い感じです。出会ってほぼ40年の(老)夫婦も、これからも良い感じでやっていきたいです。(自分で書いておいて「老夫婦」ってちょっとムッとするなあ。)自覚はなくてもこんな休日付きなら、なんぼでも「支え」ます。乞うご期待。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント