(よそのお庭のマツバボタン。ほぼすべての害虫や病気に対する免疫力を持っているそうです。すごい）
植物判定アプリの話、もう少しつづきます。
好きな野菜と聞かれると「みょうがとルッコラ」と答えています。どちらもわりと季節モノで、今は美味しい時季ですね。
ルッコラはロケット菜とも呼ばれます。ちょっとタンポポの葉っぱに似た形、ピリッとした微かな苦み、そしてなんと香りは「ゴマ」
穏やかな（というか、寝ぼけた）味が多い野菜サラダにこれが入っているだけで、全体が引き締まってぐんとおいしくなると思うんです。クセがあるので苦手に思う人もいるかもしれませんが。
らんどく宅の玄関先には「野ルッコラ」が茂っています。何年か前に小さなポット入りのをひとつ買って、他のハーブと寄せ植えにしたやつが、種がこぼれて地面に落ちて野生化したものです。放っておくと一抱え以上の大きさに育つので、ときどきひっこぬいています。
このルッコラが苦い。口が曲がりそうに苦いんです。
スーパーの野菜売り場で売っているのより緑色が濃いし、葉も細い。苦すぎてサラダは無理。野草はなんでも天婦羅にすると美味しいといわれるけど、野ルッコラに関してはダメでした。繁殖しているのが砂利の上なので、水気が足りないのかなあと思っていました。野生に戻るとワイルドになるんだなあと。
先日スマホに入れたアプリでこの野ルッコラも判定してみました。判定というより、Ｍｙガーデンの機能でアルバムに入れてコレクションにしようとしたんです。
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『セルバチコ 別名ワイルドロケット、ロボウガラシ』 ん？なんだって？
野趣あふれるルッコラだなあと思っていたら、本当に”ワイルド”ルッコラだったなんて笑えません。『同じアブラナ科のルッコラと似ていますが、植物的には別の植物です』だそうですが、でも、園芸店のハーブコーナーで買ったんですよ、この「ルッコラ」
とりあえず長年の疑問「なぜ地面におりたルッコラは苦くなるのか」は解決しましたね。答えは「ルッコラじゃなくて、ワイルドルッコラだから」でした。アプリさんありがとうございました。
それからアドバイスもありがとう。「あなたの植物はその葉を好んで食べるイモムシの被害を受けています」って、見ればわかるから。それに写真に写っているのはイモムシじゃなくてカメムシですよ。アプリに地味にケンカを売っているわたし。
はい、これがワイルドロケット・ロボウガラシさんです。ロボウガラシは路傍芥子と書くようです。その名のとおり「路傍」にある「芥子」です。カラいというよりニガイんですけどね。
今日はカセンをシャンプー屋さんにつれていきました。こちらはちっともワイルドじゃないっていうお話です。
朝9時。リードをつけてシエばあちゃんのうちを出発。はじめは「ねえ、どこいくの、どこいくの」とはしゃぎ気味のカセン、だんだん不安が募ってきたようで足取りが怪しくなりました。「この道でいいの？ほんとなの？」上目遣いで訴えます。
ばあちゃんちから徒歩5分のシャンプー屋さんに到着。「おねがいしまーす」とリードを預けて店を出ようとすると、なんともなさけなーいカセンの姿がガラス戸超しに見えました。
ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってえ～ ワタシはどうなるのー
必死でガラス戸に追いすがるワンコ。ここに連れて来るのは初めてじゃないですからね、ほぼ毎月ですから。
カセンは柴犬ですから、愛想なしというか、飼い主との距離を保つタイプ。しっぽは振るけど、礼儀上いちおう振っとくか、という雰囲気がありありです。だから私のことを追いかけるなんて今まで一度もありませんでした。
ある時、シエばあちゃんが散歩をさせていて、リードを離してしまったことがありました。ちょうど午後のお散歩タイムだったらしく、たくさんのワンコと飼い主さんが路上にいました。カセンは嬉しかったんでしょう、捕まえようとしてくれる幾つもの手をすりぬけて、道路をかけていました。
私はちょうど車で通りがかって、走るばあちゃんとその他のみなさん、そして先頭で跳ねているカセンを見ました。
キキー（車を停めた音）、スタッ（かっこよく車から降り立つらんどく）
雪道にひざをつき、大きく手を広げて「カセンっ」と明るい声で呼びました。カセンは私をみつけて走り寄ってきて、そして、見事にすり抜けました。スカっと効果音が聞こえた気がします。漫画みたいでした。
そんなツンデレならぬツンツンカセンが、私のことを追うなんて思ってもいなかった。さらにシャンプー後のお迎えに行くと、クーンクーンとまるで良い子（犬？）のような鼻声でお出迎えされました。12年間ではじめて聞いたよ、その甘えた鳴き声。
昨日の書き込みで私がブドウだろうと言い、すんちゃんが疑問を投げかけていた植物です。
アプリさんの判定は「ノブドウ」。情報欄には「ぬるぬるとした味わいです」と書かれていたけど、つまり不味いって事ね。
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