「アフリカは雨です」って暗号じゃありません

あれこれ

2023.12.09 2023.12.06

（写真はロイズのアドベントカレンダー。嬉しくて11月初めから飾ってました）

ワタクシらんどく、子どもの頃からずっとアレルギー体質でありました。小学校時代はアトピー性皮膚炎がひどくてあちこち痒く、大人になって皮膚炎の症状はおさまったけど、その代わりに季節の変わり目に、目が痒くなったり鼻水が止まらなかったり際限のないクシャミの発作がやって来るようになりました。こういうの結構辛いですよねー。

冬の初めの今の時季は、痒みで目の周りをこすったり鼻をかんだりするもんで、肌がボロボロです。ヒリヒリっていうかピリピリします。肌荒れ用の軟膏は「顔にはつけないでね」みたいなものが多くて、選ぶの大変なんですよ。

先日、生協の薬局で見つけたのは「鼻の穴の入口」専用の薬です。鼻の穴の入り口だけ！これって範囲が狭すぎじゃないかなあ。

そもそも「鼻の穴入口」って、どの辺りを指してるんだろ。鼻の穴の際（きわ）の幅5ミリくらいかな。でもその5ミリと、その隣の肌とはどこが違うか教えて下さい、製薬会社さん。

世界の海は繋がっていると言った人がいるけど、お肌もずーっと繋がってますよね。それなのに“区分け”が細かすぎるような気がします。鼻の穴の入り口用ばかりじゃなくて、こんなのもありますよ。

頭皮用は液体で、周りの髪の毛に薬剤が付かない仕組み。結構便利です。そして唇用はリップクリームより強力です。耳の痒み用は、スーッとします。このへん非常に詳しいらんどくです。

実は全部買った事あるんです、はい。製薬会社さんの手口（？）にまんまと乗せられてます。どの薬もそれなりに効いたけど、問題は「そんなにいつまでもあちこち大変ではない」ってことです。

唇がひび割れて血が出てても、お薬塗って数日経つと治っちゃいます。鼻をかみすぎて肌が荒れても、これも何日が過ぎると良くなります。そして手元には少しだけ使った軟膏のチューブが残るわけですね。そんな中途半端なチューブがどんどん劣化しながら、薬箱で出番を待ってます。この次に唇がひび割れるのは何年後かなあ、消費期限より前だといいけど。

「どんな症状もこれ１本！」みたいなのがあるといいのになあ。

お肌用軟膏の他に、いつも「ここまで細分化しなくても」と思ってるのが歯磨き粉です。

この大写しになってるメーカーさんには何の含みもありません。いつもの生協の売り場で１番上にあったから写真を撮りやすかっただけです。（生協さんは「写真OK！ブログとかもどうぞー」というスタンスなので助かります）

どのメーカーの歯磨き粉も、ホワイトニングやら口臭予防やら歯ぐきのあれこれにそれぞれ効くラインナップを展開中。あ、知覚過敏やお口のねばつき用なんかもありまして、それぞれ違うフレーバーがあります。シトラスミント・グリーンミント・アップルミント・・・・。歯を白くして、おまけに冷たいものをしみないようにして、それで口臭はそんなに気にならない人はどれを選べばいいの？そして家族それぞれ違う好みのときはどれを？

そんな困っちゃうお客様が、多分いっぱいいたんでしょうね。どこのメーカーも当然のように「プレミアム」とか「トータルなんちゃら」みたいな、全部面倒見るよー！！っていうのを後発で発売しました。（そんなら始めからそっち出せ、と心の中でぶちぶち言うおばちゃんが１人）

もうずっと前、母方の祖母（つまりは最強じん子母さんの母、千代ばあちゃん）の家では「ガッチャキの薬」と呼んでる薬を常備してました。平たい小さい缶に入った軟膏で、痒かったりすりむいたり虫に刺されたり肌が荒れたりすると、塗ってくれました。オロナインやタイガーバームみたいなものだったのかな。軽い皮膚トラブルはこれ一択という潔さでした。

調べてみると「ガッチャキ」は東北地方で『痔』を指すそうで、そんな薬をあちこちに塗り込んで大丈夫だったのか謎です。まあ「お肌はどこも続いている」理論から言えばアリですか。

生活していく上で大体のことは「大は小を兼ねる」で乗り切っているので、多少のズレや間違いは気になりません。そんならんどくでも「こ、これすごいっ、大雑把すぎっ」と感心した天気予報がありました。

ベルギーで見たテレビニュースは、各地の天気予報も放映してました。さすが欧州の中央部（違うか？）に位置しているだけあって、自国だけではなくて、周りの国やアフリカ大陸の天気予報までやっていまして、そして「アフリカは雨です」と大きな雨マークをドドーンと付けてました。「えっ」ですよね。なにかの冗談かと思いました。

アフリカ大陸の大きさは日本の約８０倍だそうです。それをひとまとめに「雨です」ですもん、大胆だなあ。いや、嫌いじゃないですけどね。