シエばあちゃんと白柴カセン。認知症仲間は時々仲良し

「老い」に向き合う
デイサービスでシエばあちゃんが作ってきた今年のカレンダー。ウサギの部分に綿が入ってます。

年末・年始と慌ただしく過ぎて、あっという間に松の内も終わってしまいました。気がついたらもう14日すぎではありませんか。あわわわ。皆さん、今年もよろしくお願いします。

昨年、らんどく母・じん子ばあちゃんが亡くなったので、喪中欠礼の葉書を出しました。なので今年は年賀状が来ないはずなんですが、何枚かちらほらといただきまして。それで今度は寒中見舞い葉書をだす、という果てしないループのようになってます。

これは喪中欠礼ハガキが①住所不明で戻って来たり②名簿から抜けてて出しそびれたり③昨年は年賀状をやりとりしてなくて、名簿に載せてなかったりしたわけです。はい、らんどくの不備もありますが、こういうやりとりは、大変ですね。

どれも可愛くて迷いました〜

毎年、結構がんばる正月仕度だけど、今回はかなり楽させてもらいました。黒豆も栗きんとんも、そして「なます」まで出来合いのものを買ってしまいました。どれも割と美味しくて、これはこれで良いなあと思ったりして。

例年通りに元気に作ったのは昆布巻きです。なんたって、秋に自分で干した手作りの干瓢(かんぴょう)があったもんで、使ってみるのを楽しみにしてました。

この季節だけのお楽しみ

うちの昆布巻きは、生タラコを入れます。これねー、巻くのが簡単だし失敗もほとんどありません。昆布の幅に合わせて切ったりしなくてもいいです。今回のタラコは小ぶりだったので、2本ずつ入れて見ました。

2本入りは、切り口がハートみたいになる事があって嬉しいんです。写真のはタダのタラコですね。手作り干瓢が細すぎて、煮るうちに切れちゃったのは残念!

今年のお正月は、例年より少ない4人でお祝いしました。すんちゃんの弟・コンおじちゃんが管外に転勤になったので、シエばあちゃん、すんちゃん、らんどく、長男ポヨ(と白柴カセン)です。次男ピカは大学入学からずっと、盆と正月は帰って来てません。「帰省時期は混むし高い」と、貧乏学生はバイトに励んでおりました。(もう学生じゃないけどね。)

そもそも正月に何のバイト?と母らんどくは思ったけれど、ちょっと有名な神社の近くに住んでたので「境内前で甘酒を振る舞うバイト」があったそうです。なるほどねー。

雪の中をズンズン進む柴犬カセン

今冬は雪が多いですね。『🎵ワンコは喜び庭駆け回る』季節です。雪大好きな白柴カセンは、毎日ぴょんぴょんぴょんと跳ねるように散歩に出かけます。あまりに元気なので、すれ違う人にまだ若い犬だと思われる事もあります。

だけど、すんちゃんの実家犬カセンは御年14歳でございます。実はそろそろ鼻も眼も怪しくなってまして、夕方に薄暗くなってから晩御飯を出すと、なかなか皿の場所がわかりません。餌皿の周囲でクンクン鼻を鳴らしてるけど、見つけられないんですね、これが。

動物の寿命はそれぞれだけど、中型犬の場合は13歳から15歳と書いてある資料が多いです。どうする、カセン。あんた、そろそろ危ないんだって。長生きのために、少し節制しなくっちゃいかんよ。

アレルギー持ちワンコ御用達

命ある者(犬も)はいつか寿命が尽きる時がきます。少しでも楽しく余生を過ごさせてやりたい・・・なんて散歩中にしんみりしていると、カセンがお家への曲り角を行き過ぎて、また戻って来てもいちど行き過ぎ、更に駈け足で戻って来て通り過ぎ、更に更に戻って来ました。

これ、引綱を持ってるすんちゃんが、面白がってカセンの思うままにさせてるからです。あれえー?という表情で、何度も行ったり来たりしてるカセン。もしかしたら、ただ「おバカ」なだけなの? それとも積雪で自宅の匂いがしないのかな。自分の家がわからないって、これは怖いなあ。

らんどく母・じん子さんが「自分はどこかおかしい」と言い出したのも、地下鉄を降りたあと家に帰れなくなったからでした。もう何年も前の事です。あまりに不安がるので、仕事を数日休んで、弟ハロの車で病院に行きました。じん子さんはまだ元気だったけど「不安を解消するためにね」と、札幌でも人気の認知症専門病院を予約したんです。(この予約を取るまでが、実は1番大変でした)

色んな検査をして、お医者さんとお話して、診断は「認知症が始まってます」うわー、マジかあ!ここからの動きは早かったですよ。そのまま実家の近くの地域包括支援センターに行って相談をしました。介護度の認定をする事、受けられるサービスなど教えて貰いました。支援センターの方が「要支援ではなくて、要介護になるかもしれませんね」

これは地域包括支援センターが文字どおり「支援」を受け持ってるからです。もしじん子母さんが「要介護」だったら、違う組織(?)が受け持ってくれるそうです。後日の認定でしっかり「要介護2」がでましたもん、プロの見立てはすごい。

認知症が進んだ家族のために、こういう「迷子札」を使ってる知り合いもいました。30枚入りなのは、いろんな持ち物につけるためだそうです。

じん子さんの認知症のあれこれは帰り道迷子から始まりました。柴犬カセンも、雪道でお家がわからなくなっちゃいました。近くのコンビニまでは一本道のシエばあちゃんも、いつか迷子になる日が来るのかな。少しでも沢山の方法を試して、元気でのん気なシエばあちゃんのままでいてもらおう。いろいろ惑う嫁らんどくでございまする。

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