紅茶好きの行きつく先

めし

(これなーんだ? 紅茶の国、英国のおみやげです)

紅茶派です。ハーブティーではなくて無香料のブラックティーが好きです。

おいしい珈琲を出す専門店はたくさんあります。自家焙煎とか水出し珈琲とか、ひとりずつ小型のサイフォンで出してくれる店もあって、それはそれで楽しいんですが。

サイフォンで供されるのはうれしい。なぜか、甘いものも頼んでしまいます。

どこかでお茶でも飲みたいなあと思っても、紅茶専門店はあんまり無いし、普通の喫茶店で「おいしい♡」と思える紅茶が出てくる確率はそんなに高くありません。けっして望みが高いわけじゃないんです。ただ「普通においしい」ものが飲めればいいだけで。

どうしてでしょうねえ。珈琲よりも紅茶を入れるほうが簡単そうなのに(誰かの「違うっ!」という声が聞こえそうですが)、お店の紅茶は”ぬるい”か”薄い”ような気がします。

地方史を学ぶ会でご一緒する、年上の方が「紅茶の産地を訪ねるツアー」に参加したと教えてくれました。インドのカシミール地方の農園をめぐる旅だったそうで、悪路を泥だらけになりながらたどり着いたそうです。そんな場所でいただく紅茶はきっと格別だったに違いありません。濃く淹れてあって、そうしてミルクがちょうど良く注がれたことでしょう。もうずいぶん前に聞いた話です。

おいしさを決定づける要因ななんでしょう。味ももちろんですが、場所とか、自分の体調とか、その時の気温や湿度とか、そういうものが絡まっているのでしょうか。今のところ私にとってのいちばん「美味しかった!!」紅茶は、ドーバーの城巡りツアーの待ち時間に、食堂で頼んだ紅茶です。それも「紅茶の本場で」「大勢の外国人に囲まれながら」「マグカップにティーパック!?」という高揚感の成せるわざだったのかもしれません。

カフェテリア方式の飲み物のコーナーには、白い無骨なマグカップ。丸いティーパックをひとつ入れると、係の人が大きな機械でお湯を入れてくれました。お湯と一緒に、ものすごい蒸気が出てきて「うわ、沸点超えてるんじゃない?」、お茶の葉っぱに悪いんじゃないのかなあと心配したのですが。

ところがぎっちょん

この後の2週間に飲んだ紅茶は、どこの街のもおいしかったけど、どこでもかなり無造作に淹れた感じでした。B&Bの部屋のポットで自分たちで淹れたのさえ美味しかったから「やっぱり水ですかねー」と言われるかも。それもつまんないですね。

紅茶の話を書いていたら、紅茶葉を入れたクッキーを食べたくなりました。ようし、明日焼くぞお。

「これなーんだ」商品の説明には”エッグ・コドラー”となっています。ポーチドエッグを作るための台所用品だそうですが、ずっと角砂糖入れにしていました。だって卵料理とかしたら、洗うの大変そうですもん( ´艸`)

コメント

  1. すとらと より:

    ドーバーの城巡りと紅茶! 物語が始まりそうで素敵ですね。
    その味を覚えているというのは、羨ましい限りです(*^-^*)
    もし水が関係しているとしたら、硬水だったから…?ミネラルウォーターで紅茶を淹れたらどうなるんだろう…とか勝手に想像したりしました。
    いつからんどくつんどくさんが理想の紅茶を完成させたら教えてくださいね。

  2. すとらとさん、いつもありがとうございます。
    実のところ、シチュエーションはわりと細かく覚えていますが、味のほうは「おいしかった」「まあまあだった」と大雑把な記憶です。グルメレポーターさんの表現力を心から尊敬しています(;^ω^)