うちのカブト太郎にお嫁さんが来ました。めでたしめでたし。
そう思ってるのは、らんどくだけ。2匹で暖かい家庭を築いてね、というのは人間側の勝手な言い分です。
ひたすら逃げるメス・カブ子、しがみ付いたら離れたくないオス・カブト太郎。どう見てもカブ子の方が動きが早いし体力(虫力かも?)があるので、大抵はカブト太郎が振り落とされて、その辺に転がっています。そして彼はしばらくそのまま横になっています。
振りほどいたカブ子は、そのまま猛スピードで遠ざかり、(たぶんらんどくの50m走よりダンゼン速いです)飼育ケースの内側に沿って逃げ続けます。さすがは6本脚。一周するのに10秒とかかりません。そして逃げたつもりが、グルっと一巡りして、10秒後に同じ場所へ戻って来ます。
これねー、お笑いの舞台を見ているようなんですよー。あまりの展開に「あんた、バカなの?」と言っちゃいます。彼女としては「きゃー、誰か助けてー」の気待ちなのかひたすら逃げ続けて、3周ほどしたところで一休み。
よくできたもので、このあたりで転がっていたカブト太郎が復活して、またしがみ付き、また振りほどかれて転がります。コレが延々と繰り返されます。ずっと見ている私も大概だけど、カブト2匹も気がつきゃいいのに。「あれ?これさっきもやったみたい」って。
でもカブトムシの記憶力や理性に期待しちゃいかんね。何せこの子らは、短い夏を子孫を残す事に賭けてるんだもんね。
カブトムシの寿命は3ヶ月ほどだそうで、7月の頭にサナギからかえったカブト太郎はもう2ヶ月目を半分すぎました。なんだか最近、動きがスローモーになってきた気がします。言ってみれば「おじいちゃんっぽい」感じです。カブトムシだけじゃなくて、トンボも蝶も、他の虫たちもその生命は短いものです。
これは著者の息子さんが、森で捕まえた一匹のコクワガタを飼育した3年間の記録を小説風にしたものです。3年ってかなり長生きですね。1974年発行の古い本ですが、今でも甲虫といえば「クワガタクワジ」と言うほど、良く読まれています。らんどくの持ってるのは1993年発行の第30刷。うちのカブト太郎はこの夏を越せるんでしょうか。うーん。
北海道の夏は短くて、朝晩の涼しさはそろそろ秋かなあと思わさります。(あ、これ北海道弁です。思わさる⇒思ってしまう、みたいな)天文研出身のらんどくにとっては、夏といえばお盆あたりに活発になる「ペルセウス流星群」です。今年は雨の日が多くて、夜空を見上げることもありませんでした。
珍しく晴れた夜に、すんちゃんがペルセウス流星群を撮影に行きました。なんだかキレイですよねー。実は真ん中あたりに「流れ星」か2つ写ってるんだけど、わかりますか?
学生時代の流星観測キャンプは、世間の皆さんの思ってるキャンプのイメージとは全く違うものでした。余計な灯りは厳禁なのでキャンプファイヤー無し、バーベキューなんて考えたことも無し、暗い中でひたすら自分の受け持ちの部分の夜空を見上げていました。それはそれで大好きな時間でした。
地味な私達のキャンプとは違って、世間ではいろいろ楽しそうな事になってますね。このところのサウナブームと、アウトドアブームが一緒になって、屋外で自分でサウナしちゃうキットを見かけました。大きめのテントの中に自前のサウナ用品を据付けるものです。かなり贅沢な感じ。かっこいいけど、これを置いておける庭がある家ってそんなにあるかなあ。
売り場の片隅のディスプレイ。周りにはサウナ用の帽子とかタオルなんかも置いてます。ここ、何屋さんだと思いますか?
実はスーパーの2階にテナントとして入っている本屋さんです。そんなに大きい本屋でもないのに、無理やりにサウナテントコーナーをつくっちゃいましたぁ、みたいな感じです。テントの後ろは段ボールが積まれて荷物置場になってます、と思ったら、このごちゃごちゃしたものも「アウトドア関係の展示」でした。狭いかもしれないけど、商品を床に置くのはどんなもんでしょう。
この本屋さんは以前はかなり充実した品揃えだったんです。特に児童書は、読み物と絵本と2つのコーナーがありまして、わざわざ遠回りして立ち寄りたくなるお店だったんですけどね。うーん、どうしてこうなったのかなあ。残念。
これを書いている今は真夜中で、アフリカツメガエルやらアメリカザリガニやらががさがさ・びょんびょんと動き回る音がしています。それに交じって、カブトムシの羽音がブーンブーンと聞こえます。外を飛びたいんだろうなあ。ずっとらんどくんちの狭い飼育ケースにいるよりは、普通に外に出してあげたほうがいいのかなあと、いつも考えています。
カブトムシ小屋をもっている「カブト先輩」に聞いてみました。うーん、できたらそのカブトムシを捕まえた辺りで放してあげたほうがいいよ、だってここらにカブトムシの好きな樹木が無いかもしれないからね。
そりゃそうですよね。さあ、広い世界へ旅立つのだよ、ってゲージを開いても「え、それ聞いてないですから」とカブ子に言われそう。悩んでいるうちに秋になりそう。
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