バナナの皮を踏んで、すべってころぶ。昔のお笑いとか、昔の漫画とか、とにかく昔の何かに出てきた「お約束」の笑いのネタですね。これが出てきたら、とりあえず笑わなきゃっていう、力技(ちからわざ)です。
今時(イマドキ)の道にバナナの皮が落ちてる事はないし、ましてや踏んですべって転ぶとか、ナイナイナイ。そもそもバナナの皮は滑るのか?そこから検証しようじゃないか、諸君。(今日はいつになく元気ならんどくです)
そんなバナナの皮問題とよく似た小道具が他にもあります。そうです、コショウです。は、は、はーくしょんのアレです。今までの長い人生で、コショウでハクションは経験なしですが、これも昔の漫画やなんかで時々出てきますね。
ところが先日、このコショウ・ハクションをやらかしてしまいました。塩胡椒の容れ物が空になってしまったので、詰め替え用の中味だけを買ってきたのです。私はこの「塩コショウが混ざったもの」はあまり使わないんだけど、長男ポヨが買って来たんでしょうね。実家の母の介護をしていた1年半の不在中に、家の中はいろいろ変わっておりました。
詰め替え用の袋を開けると、思ったよりもスパイスの香りが強いぞ。お、これはなかなか、とか思う間もなく特大の「ハクション!」が。しかも3連発。すごいですねー、新鮮な(?)スパイスって威力あるわあ。コショウでハクション。ちょっと新鮮な体験でしたよ。
岡田淳さんの児童書『竜退治の騎士になる方法』にもコショウを武器に竜に立ち向かう子ども達が出て来ます。小学5年のたろうがコショウを買いに行った帰り道、竜と闘う事態に陥ってしまいます。
どうしてコショウなんか買いに出掛けたかっていうと、このたろう君、①家族が仕事で遅くなる日の晩御飯に②一人で目玉焼きを作って③そしてどうしてもそれにコショウをかけたくなったという事でした。なんだーそれー。そんなのアリですかね?
岡田淳さんは日本の児童文学者の中でもお気に入りの一人です。現実から異世界への巻き込まれ方がものすごく上手いんだけど、それにしても「ポケットの中のコショウ」を出すために「目玉焼きにかけたくなって買い物へ」なんてちょっと、こじつけちゃったかなー。だいたい、コショウが無いと絶対ダメ!な料理ってそんなにある?
そう思ってたら、ちょうど良いタイミングで、コショウを買っている人がいました。弟ハロです。ビックリです。
札幌での実家相続の手続きで、弟ハロとあちこち巡ってた日の午後。予定より早くに用事が済んだので、弟宅でご飯でもという事になりました。ハロ君の美人な奥さんマイさん(らんどくの義妹ですね)から「コショウを買ってきて」と連絡があったそうで、ドラッグストアに寄りました。
へえー。本当に料理のためだけに、コショウを買いに行く事ってあるんだ。いや、コショウのためだけにお店に寄る事ってあるんだ、かな?もしかしたらこのあと「大阪弁の竜退治の騎士」と出会って「今買ったばかりのコショウをドでかい竜にぶつける」なんて展開になったりしてー!!。弟宅へ着くまでは、密かにドキマギしておりましたよ。
残念なことに、竜とは遭遇せずにハロ家にたどり着いてしまいました。そうして出てきたマイさんのお料理は、アクアパッツァでした!買ってきたコショウをぱらりと振ると、なるほどこれは必須だね!というお味でございました。
(画像はフリー素材から借りてきました。どこから持ってきたかも書かなくていいそうです。こんなの使うの初体験です)
アクアパッツァはナポリ料理。魚貝類と野菜をオリーブオイルやコンソメで煮込んだものです。トマトが入ったりしていて、とても好きな味でした。マイさん、ご馳走さまー。またよろしくお願いします(^o^)
クシャミだけじゃなくて、児童書や絵本には、アクビやオナラなんかの「出物・腫れ物」が出てくるお話が沢山あります。ホントに子どもってこういう「言っちゃダメ」な言葉が好きですよね。
小さい子どもが集まって、1人が「おしりー!」。みんながケタケタ。次の誰かが「おならー!」。またみんながゲラゲラゲラ。
何がそんなに面白いやら。大人はそう思いながらも、楽しそうな子ども達を見て、つられて笑ってしまったりします。
さて、数あるそんな児童本の中でこの「はなくそ」はピカイチです。シンプルな題名、下手ウマな挿絵。そして子どもも引いてしまうほどのお話。最強です。
実は私も最初に読んだ時は「ドン引き」でした。うわー!でした。子どもたちも一人で読む時は。きっとそうでしょう。でも絵本の読み聞かせ会なんかで、友だちとくっついて座ってたら、きっと大ウケ、大爆笑のはず。怖いもの見たさです。
ネタバレになるので詳しくは書きません。どうぞ本屋さんで手にとってご覧下さい。声をあげないように気をつけて。ぐふふふふ・・・
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