見た目は大事。でもジャケ買いはだいたい失敗します。

あれこれ
旨そうだぁ、じゅるる

『罪悪パン』。「罪悪感」と掛けてるんだよね。こんなダジャレ風の商品名を堂々とおしゃれなカフェスペースの顔にするなんて、やるなあホーマック。

正確には『あんバタープレッツェル ・・・とまらない罪悪パン』。プレッツェルにあんバターをマッチングさせたんですね。先日、カラーコーンを買いに行ったついでに、ホーマックの中をぶらぶらしました。しばらくぶりなので何だか目新しい感じ。衣料品が増えてるし、園芸コーナーの隣にこのカフェもできてました。

食券を買って、並ぶタイプの屋台。並んでるのはらんどくではありません

プレッツェルの焼きたて屋台(風)は、このへんではちょっと珍しいなあ。塩気があって味わい深い生地なので、私はけっこう好きです。

何か新しいものを買うときの判断基準はなんでしょう。味?中身で勝負?いやいやそれよりも、”これいいかも”と人が手に取るのは、やっぱり「見た目」だと思います。何だか新しくて、他とは違ったパッケージとネーミング。その意味では「罪悪パン」の駄洒落センス、いいと思う。とっても美味しいものだって、まずはじめは手に取ってもらわないことには始まらないから。実は先日、秀逸なネーミングと艶やかなパッケージにがつんとやられたばかりです。

これねー、この画像じゃ伝わらないけど、とっても鮮やかな目を引くパッケージなんです。おまけに「じゅるる」ですよ、じゅるる。露が、水分が滴るかんじ。オオカミが子豚をみつけて思わずじゅるるるしちゃうかんじ。買っちゃいました。そして大切に舐めました。お菓子・駄菓子業界には「座布団1枚!」な名前が多いですよね。『ねるねるねるね』とか『おっとっと』とか『チョコビ』とか。あ、チョコビは違うか。あれはクレヨンしんちゃんに出てくるやつでしたか。

同じく「見た目・外見」で選んだり判断したりするとき使う、ジャケ買い・ジャケット買いって言葉がありますね。CDやDVDばかりじゃなく書籍の場合にも使うようですが、知らない作家・作品の場合はこのジャケ買いをすることが多いです。そして残念ながら「ハズレ」率がものすごく多いんです。それでもやっぱり装丁(見た目)が好みだと手に取っちゃいます。反対に見た目が残念でも、ものすごく大ヒットってことも極まれにはあるけれど、それは本当に良いものだけのこと。そういう事例、ひとつ知ってます。というか持ってます。

これ見るからに面白くなさそうだ

ハリーポッターの1巻目「ハリーポッターと賢者の石」の英語版原作です。『HARRY POTTER and the Philosopher’s Stone』1997年、BLOOMSBURY出版(ロンドン)。もちろん初版本ではありません。いわゆるペーパーバックで、紙の質もあまり良いものではありません。それよりなにより、表紙のハリーのさえないことといったら、もう笑うしかないレベルです。弱そう、そして何も出来なさそう。休日に秋葉原に出かけるタイプに見えます。リュックも背負ってるし。いや、その手の方々は好きですよ、仲間ですよ、でも表紙としての美しさがねえ。これが書店に並んでいても、絶対に手に取らない自信があります。それでも大ヒットするんだから、いかにこの本が面白いかがわかりますね。きっと初版本を読んだ数少ない人たちの口コミで(何せ初版は500部位だったそう)広まっていったのでしょう。

このあと何作もシリーズが出て、映画にもなりました。私の持っているこの本の中表紙には、シリーズの紹介も載っています。それだけ売れているんだったら、この装丁どうにかならなかったのかな。映画のハリー役の俳優さんとのギャップが大きすぎ。とか思ってたら、さすがに3巻目からあたりで反省したらしく、一気にかっこよくなってます。

左は2巻目。右が反省したらしい3巻目

2巻目の表紙のハリーは1巻目とはもはや別人。おどおどしたオタクっぽさが抜けて、クラスのいじっめっこにみえてしまいます。ハリーくん、君、だいぶ太ったね。3巻目も同じレーベルのソフトカバー本なんだけど、表紙がよくなったとたん、なんだか高級そうに見えませんか?左:「ハリーポッターと秘密の部屋」『HARRY POTTER and the Chamber of Secret』、右:「ハリーポッターとアズカバンの囚人」『HARRY POTTER and the Prisoner of Azkaban』、どちらもBLOOMSBURY出版(ロンドン)

ぃまどき100円

さて冒頭のプレッツェル屋さんには他にもいろいろ売っています。ソフトクリームが100円。何人か並んでいました。平日なのでおばちゃんとか、もう少し年上のじいちゃんばあちゃんとか。らんどくが紛れても違和感なく溶け込めそうだったけど今回はパス。健康の事を考えたわけじゃありません。そうじゃなくて、単にバニラはちょっと、だからです。抹茶味かチョコミックスなら迷わず買ったかな。

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