自宅へ帰って来ました。昨日すんちゃんが迎えに来てくれたので、今朝一緒に車で戻りました。
車の中では、ずっとラジオのオリンピックのマラソン実況を聞いていました。過去のオリンピックのときの想い出とかすんちゃんとポツポツ話したりして。「マラソンで靴脱げた人いたよね」「コケちゃったと言ってた人かな」谷口浩美さんだ、爽やかだったね。ずっと年上の方だと思ってたけど、そのあと調べたら、私達と同年代でした。
(朝イチのマクドナルドのモーニングメニュー。私はエッグソーセージマフィンとアイスコーヒー、サラダも付けました。おいしかった❤)
なんだかんだ言っても、オリンピック期間中はいろんな競技を見ていました。試合のライブ中継を見て、ニュースでも見て。心と身体をきたえてきたえてきた人達は、肉体も表情も涙も、美しいなあと考えながら見ていました。
今は閉会式をやっています。いろいろな国の選手たちが入り乱れて、手を振りながら笑顔です。みんなおつかれさまでした。そしてありがとう。
ところで私の一番古いオリンピックの記憶は、1964年の東京オリンピックの陸上競技です。私はまだ三つかそこらのちびでした。陸上のトラック競技で、誰かが転んだのです。それが夕方のニュースで放映されたのでしょう。
そのニュースを、母方の祖母の家で見ました。当時まだ浪人生だった、母の一番下の弟(つまり私のおじさん)が「ほら見ていろ、転ぶぞ、転ぶぞ、ほら転んだ!」と大興奮で話していたのです。このおじさん(といってもまだ10代)は、いつも物静かで時々油絵なんか描いていて、つまり大きな声を出したこともない人だったのが、そんな様子で大騒ぎしたのでびっくりしました。
おじさんが指さしたので、ちびの私もテレビをみつめました。たしかに誰かの足が画面のはじっこに映っていました。本当は「人の失敗を笑ってはいけないんだよ」と、三歳なりの表現で伝えたかったけれど。私もおじさんに劣らす『ものしずか』な子どもでしたので、何も言わず、賢明にも口をつぐんでいた記憶があります。
(本当は「ものしずか」じゃなくて、人よりテンポがいくつか遅いんだというのは、近しい人ならみんな知っている秘密)
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