熱帯低気圧の直撃・トウモロコシの悲劇(あ、韻をふんでいる)

めし

      (上の写真 数日前の大風でとうもろこしたちはみんな寝てしまいました。悲しい)

8月になると、今年も「おいしいとうもろこし」を食べられる!!と、うれしくなります。

スーパーでは6月ころにはもう売り出しているけど、それは「おいしいとうもろこし」ではありません。ふつうのとうもろこしです。農家のみなさん、流通業界のみなさん、ごめんなさい。でも、ここは譲れません。

とうもろこし大好き、でも8月になるまでは買わない。食べると悲しくなるのがわかってるから、7月のゆでとうもろこし売り場がどんなに良いにおいがしても、そっと立ち去ります。私とっては8月の甘さがとうもろこしの最高の時期なんです。

数ある農作物の季節ものの中でも、春のアスパラガス・夏のスイカ・秋のししゃもという「おいしくて待ちどおしいベスト3」の更に上位に「お盆の前後のとうもろこし・できれば生産地から近い場所で売っているもの」を入れてもいいと思う。この時期、私の脳内ランキングではずっとトウモロコシがトップです。

ご近所野菜を置いている農協の直売所で、わが町産のトウモロコシを買いました。今日は4本。恵那ゴールドという品種です。もぐと同時にどんどん甘味が落ちていくので、できるだけ早くに茹でたい。家についたらすぐトウモロコシの皮をむいて、塩をまぶして「電子レンジでチン」。私はそのあと塩水のなかで粗熱を取ります。

つやつや。なあんてきれいなとうもろこしでしょう。

今日の品種「恵那ゴールド」は小粒で粒皮が柔らかかったです。調べてみると、岐阜県恵那市で生まれた品種のようです。岐阜とここ北海道では気候がずいぶん違うのに、こんなに美味しく育つなんてすばらしい。開発して下さった岐阜の皆さん、ありがとう💛

私のとうもろこし好きをよーく知っているので、一緒に買い物にいくと、すんちゃんは「ほら,らんどくちゃん、とうきび売ってるよ。ここは98円」とか教えてくれます。毎日のように買っているので、私としてもちょっと気が引けるというか遠慮しているのですが、一家の主がそう言ってくださる以上、ここは買わないという選択肢はないでしょう。今日もまた、買ってしまいました。

ところで、ここ北海道ではとうもろこしのことを「とうきび」と呼びます。私は「とうきみ」ということもあります。さらに縮めて「きみ」と言ったり、ゆでたものを「ゆできみ」と呼ぶ人もいます。

子供のころ、近所にゆでたとうもろこしを売っている八百屋さんがありました。厚紙に、大胆すぎる字で「トーキミ」と書いてあって、??なんだろう??と思っていたものです。ふだん使っている「とうきみ」という柔らかい響きと、太字で書きなぐった「トーキミ」とが同じものとは思えなかったのでしょう。

秋になると、その八百屋さんでは、ふかしたサツマイモを店先で売ってました。そういえば習いものの帰りに、一緒に通っていた友人たちとふかしイモを食べた記憶があります。あれって「買い食い」でしたね。学校帰りじゃないから、叱られなかったけど。

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