目指せ、いつでもどこでもきれいな髪形。

あれこれ
ずーしーほっきーは床屋いらずです。

どこの家にもあるけど、らんどくの家には今まで無かったもの、なーんだ。答え:カセットコンロでございます。

結婚してからずっとこれまで不自由がなかったもんで、欲しいなーと思った事もなくて35年が立ちました。普段は焼肉用とお鍋用(ちょっと深い)の2枚のプレートがついてるホットプレートを使っているのです。すんちゃんの実家ですき焼きをする時に使ったことはありますよ、カセットコンロ。でも何だかいつでも「カセットボンベがからっぽだ」という事態になって、あれでもないこれでもないとひと騒ぎがあるなあという印象です。カセットコンロさんには悪いけど「負のイメージ」とでも申しましょうか。

ゴマ豆乳鍋に黒豆餅のトッピング

数年前に北海道で大きな地震がありました。数日に渡って北海道全域が停電したのは記憶に新しいところです。自宅のある北斗市は地震の被害は殆どなかったけど、北海道全域の停電(これもブラックアウトって言うんですね)で炊事洗濯といった日常の家事ができなくなりました。9月の初旬のことだったので、もう暑くもなくもちろん寒くもなかったので、扇風機やストーブの心配をしなくて良いのは助かったけど。

だけどご飯の支度がねー。わが家もご近所のシエばあちゃんちもIHヒーターなのです。こりゃ困った、なのです。間の良い事に(こんな日本語ある?)札幌の母が遊びに来てまして、そちらの心配は無し。シエばあちゃんちには丁度こんおじちゃん一家が来てたので、ばあちゃんの心配も無い。だけど、全員合わせて8人で、そしてカセットコンロはばあちゃん所有の1台きりだ。

うちにはストーブがあるから大丈夫、と2軒に分かれて奮闘する事にしました。我が家はすんちゃんが小さい七輪と炭でお湯を沸かしてしのいだけど、IHのように(あるいはガス台のように)指1つで“ピッ♪”と言う訳にはいきません。「やっぱりカセットコンロくらいあったほうが」という流れになり、この度3年越しで我が家にカセットコンロがやってまいりました!

早速お鍋にしてみました。ミツカンごま豆乳なべの元、中火でボッ。えっ何これ、暖かいじゃないのっ!!

便利だわぁよりも、美味しそうよりも、まずガスの火が「暖かい」ことが驚きです。これは真冬でも助かるなあ。そう言いながら、コンロの火に手をかざしてみました。地震や停電で不便な生活を送った何万人もの人が、こうして暖をとったに違いありません。地震じゃなくても水害や土砂崩れとか、あるいは猛吹雪などいつでも自然災害に脅かされているような気がしています。食料品の備蓄ばかりじゃなくて、ハード部分の用意ももちろん大事だと声を大にしなくては。

これ、この間電器屋さんで見かけました。屋外でも使えるカセットコンロ。キャンプする人なんかには常識なんでしょうか。アウトドア生活とは無縁ならんどくには、とってもカッコいいものに見えました。風が吹いても火が消えにくくて、持ち運び用のケースに入ってます。避難して外で煮炊きする事もあるよなあ、そんな時便利かなあと思いました。

災害とか避難生活というと、もう大変で身なりなんて構ってるヒマはないんでしょうか。実はらんどくのこのヘアスタイルは「災害避難時の対応スタイル」です。おまけに特許取ってます。???ハテナハテナと思うでしょう。でも冗談ではありません。

事の始まりは(最近は何でもそうですが)実家の母の認知症です。白髪を染めにいきたい母ですが、あちこちの美容室で騒ぎを起こして出入り禁止になりました。頭皮が乾燥して毛染め液が染みるんです。痛いとかここは下手だとか、挙げ句の果てに「ワザとやってるんでしょ、私を誰だと思ってるの」と言われちゃね。美容師さん達がキレるのもわかりますが。(心の底では“あんたらプロだろ”とちょっと思う)

ある美容室で『CAC化粧品』の毛染め液を使ってるというので、事情を説明して2人で行ってみました。実は私は子どものころからのアトピー持ちで、40年近くCAC化粧品のシャンプーを使っています。札幌の美容院で扱ってるとは、ラッキーでした。お肌に優しい薬剤で母もご機嫌。私も本当に久しぶりにくつろいでカットをしてもらいました。ここの美容師さんがキュビズムカットという技術を習得していたのです。「これね、世界5か国で特許とってるカットなんですよ。いや、僕が発明したんじゃないですけど」

毛染めの待ち時間に、併設のレストランからおやつが届きます(コロナで中止)

阪神・淡路大震災の後の避難生活では、ヘアスタイルを整えるのに苦労している人が大勢いたそうです。それはそうですよね、髪を洗うこともドライヤーでブローすることも不便だったでしょう。キュビズムカットはそんな場所で過ごす人を見て、ブローなしで髪型を整えられるようにと考えられたそうです。私は学生時代から40年近くずっとパーマをかけてきました。パーマの直後の扱いづらさと言ったらもう大変で、油断すると「奈良の大仏さん」になります。毎朝ドライヤーとブラシでの「ブロー」に時間がかかっていました。それでもパーマだったのは、柔らかくてコシのない髪質だからです。ぺったりしていて朝には寝ぐせで「爆発」しています。パーマなしで暮らしたいなあ、ついでに増えてきた白髪も染めずにそのままでいたいなあ。なんとか自然で楽で、でもそんなに変じゃない髪に出来ないかな。(美しくと書かないところが、身の程をわきまえております)そう思っていたところだったので、やってみましたよ、キュビズムカット。もう三年目だけど一度もパーマかけていません。洗ったらザーっと乾かしておしまい、それでいてふんわり立ってます。ストレスフリーです。あとはきれいな総白髪になるだけです。

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コメント

  1. りょうまままん より:

    いつも楽しいブログをありがとうございます。災害対策として、カセットコンロのボンベをセットする簡易ストーブ、数年前に購入しました。なかなかの火力です。私もパーマ愛好家なのですが、らんどくさんとは真逆でコシの強い髪質なのでかかりにくいのが難点で、2年ほど前からショートカットにしました。キュビズムといえばピカソ、キュビズムカットにしたら、ピカソの泣く女みたいになってしまうのでは⁇

  2. りょうまままんさん、いつもご覧いただいてありがとうございます。
    「ま」がみっつですね、発音にしばし悩みました。
    カセットコンロストーブを持っているんですね、ボンベはどのくらい保つのでしょう。煮炊きもできそうなら、購入考えてもいいかなあと思ってました。
    キュビズムカットは、各個人の頭の形に沿わせた「立体的な」カットのようです。カットの仕方も面白くて、ついジーっと見てしまいますよ。