今年はどんな自分でありたいか

あれこれ
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(昨日の猛吹雪で北斗市で大規模な玉突き事故がありました。180台が高速上で立ち往生って大変!自宅でも窓が凍って外が見えませんでした)

毎回の手帳選びは、えらく時間がかかります。「来年はどんな私でありたいのか」を表現する大事なアイテムですからね。オレンジ色を選んで元気な1年で行くか、手にとるたびに心和む大好きな空色か、材質は革か布か、花柄かキャラクター付きか。大きな文房具屋さんや書店に何度も通って考えます。そんなに高いものでは無いので、ガソリン代の方が高くつくかもしれないのに。

1年半使って来た手帳を切り替える時期がやってきました。今使ってる手帳はおととしの誕生日にポヨに買ってもらったものです。そのころはまだ実家の母との生活がどうなるか、先の見通しが立たなくて、来年のことなんか考える余裕もありませんでした。誕生日前にすんちゃんとポヨが札幌まで来てくれたことがうれしかった。一緒にご飯をたべて、コーチャンフォーで絵本「はらぺこあおむし」柄の手帳を選んだのでした。

今時の手帳は1年よりは長く使えるようになってるので、おととしの秋から今年の春まで、ずーっと『はらぺこあおむし』手帳といっしょ。この時の「来年の私はどんなもんか」については、「やっぱり本と関わっていたい」というもんでした。図書館には戻れなくても、どんな形でも、何とかして。はらぺこあおむしの手帳と巡り合ったのもそんな指標と思えたのです。(それではパンダ柄の年は何を考えていたのかと聞かれると、それはそれで困る)

手帳のポケットにはこんなものが

(はらぺこあおむしの手帳のポケットには我楽多だけど大事なものが入ってます。おくすり手帳はなにより大事、持病持ちの必需品です。あとは可愛い記念切手とか、猫のポストカード、図書館を退職したあとに同僚から届いた手紙、手作り市で作家さんからもらった名刺、南茅部の土器の写真、母のリモート面会の手順。)

手帳の外見はいろいろ悩みますが、中身はね、譲れないポイントが3つしかないので簡単です。①月曜始まりの見開き・月ごとカレンダー仕様②後ろにメモできるページが沢山たくさんある③カバーがかかっていて、ちょっとしたものを挟んでおけるポケットがついてる。ね、これだけなんです。誰にでもそれぞれの「こだわりポイント」があるはず。毎日使うものなので不便を感じるのはカンベンです。

それでは手帳の後ろの空きページはどうなってるのでしょうか。これはもう何年もずっと同じです。各ページの上に題名、下に各文。〈すんちゃん・ポヨ・ピカ〉頁には家族の職場や学校の正式名称を。これは何学部とか何課とかけっこうややこしくて、書類に書くときに苦労するので。〈人物〉頁にはあとで調べるために、気になる人名を書き留めておきます。今は”篠田桃紅・リトグラフ、書道”(しのだとうこう)”ルーク・オザワ・飛行機の写真”なんて書いてあります。そのほかに本についてや、街中の美味しいお店の情報もあります、これは当然ですね。

ルーク・オザワさんは写真家です。カレンダーにもなっています。

いちばんページを割いているのは「雑学」とでもいいますか、本を読んでいてちょっと気になって調べた言葉についてのページです。これが3ページもあります。時代物を読んでいるときなどに見つけた、こ、これは聞いたことないっ!というっ言葉を毎年書いて増やしています。一番はじめの『水戸黄門の格さんのモデル・安積たん泊』(たんの字は変換できず)は、もう何年手帳に書き写したでしょうか。この項目はこう続きます。『菊の造花の栽培方法を遺す。→のち守山黄竜が大成する』

そのほかはこんな風です。「巽(たつみ)…音読みだと「ソン」で中国の八卦のひとつ。方角は東南(辰巳)のことなので、タツミと読むようになった」「そら豆を使った料理を”ひばり”、えんどう豆を使った料理を”うぐいす” ひばりの鳴くころにそら豆が旬を迎えるから」とかずーっと続きます。かなり細かく書いてあって、いつもの大きい字のらんどくじゃないみたいにキチンとしています。

らんどくならぬ乱筆で申し訳ない

最近になって、手帳の最後のページに書くようになったのが、その時々の「座右の銘」です。かなり過激な(世間様に挑むような)ものを選んでいたこともあったけど、今は中井政嗣さんの言葉です。

壁に突き当たったとき「損得」ではなく「善悪」で判断すれば、道は必ず開ける

DAISO [名言集」

なんだかね、歳をとったからか、いい人でありたいなーと思うのですよ。でもそのほうが極楽に行けるんじゃない?という計算もちらとあって、これは「損得勘定」なのかな。いかんいかん煩悩が。

中井政嗣さんはお好み焼きチェーン「千房」の創業者で現会長です。社会貢献活動を広く行っていることで知られているけど、私としては『コテ』でできた宇宙船が、宇宙空間や大阪上空をズォーンと進むCMが好きです。スターウォーズかホワイトベースか、って感じです。函館市のCMに「イカール星人が五稜郭などを攻撃する」といったものがあります。イカール星人はイカなので、イカ好きの道民に対して非常にお怒りで「イカばっかり食べやがって」と難癖をつけてUFOでやってきます。函館はなすすべもなく「あれー」とやられてしまうんですが、ここに千房の宇宙船がやってきたらすごいよね。そしてイカール星人を退治して、みんなでイカ玉(イカのお好み焼き)を食べるってどうでしょう。

「人のふんどしで相撲をとるらんどく」、いつかバチがあたるかもしれません。ごめんなさーい。イカだけに「墨(すみ)ません」

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