すんちゃんストーブの隣に不思議なオブジェ?レンガのような四角いものは何でしょう。
これはすんちゃんの『手作り薪」です。芸術品ではありません。(え、そんな事、考えてもいなかった?)ストーブに関係あるもの、そしてエコに関係するもの。もう少しアップで見るとこんな感じです。
古新聞や要らない紙類を濡らして、型に詰めて、ギュッとまとめた手作りの紙製焚き付けです。水分を抜くためにストーブの隣で乾かしているところ。薪として使える程に乾き切るまでには、思ったよりも時間がかかります。
以前は新聞紙を手で千切ってました。これ、けっこう大変なんですよ。ちぎるだけ、なのに延々とかかります、時間も手間も。なのでこのごろは、シュレッダー機の下に溜まったものを使っています。
4R、または3Rという言葉をどこでも目にするようになりました。町の広報なんかのゴミの仕分けの頁にも載ってますね。「環境循環型社会作り」と紹介しているところが多いです。
頭にRがつくものばかりうまい具合に集めました。でも「Re」の意味を考えると当然でしたね。Refuse(リフューズ)断る、Reduce(リデュース)少なくする、Reuse(リユース)再利用する、Recycle(リサイクル)再生利用する。北斗市のwebサイトにもRefuse(断る)を除いた3Rが紹介されています。
すんちゃん印の紙レンガも この4Rの一種に違いありません。たぶん「リサイクル」じゃないかなと思うのですが、はてどうでしょう。濡らして固めて形を変えただけでもリサイクルと呼ぶのでしょうか。いやいや言葉に囚われていてはいけません。
大切なのは行動ですが、この場合はすんちゃんの「大変だけどこういう事が好きっ」というスタンスが『そこだよ、そこ。座布団一枚!』ですよね。少しはおサイフにも優しい(かな?)のです。
最近ではどの自治体もリサイクルに力を入れています。ここの北斗市もなんだか色々集めていて、古い乾電池や使い終わったインクカートリッジは当然のこと、古い布製品(工場用ウエスにする)、廃油(廃油で走る自動車用燃料)を回収しています。それに古い入れ歯回収箱があります。まだ他にもあるかも。
初めて入れ歯の回収箱を見た時は、びっくりして二度見したほどです。中に入れ歯が入ってんのかなー、誰がいれたんだろ、それ自分のなのかなーなんて変な事ばかり考えてしまいます。回収する人も怖いんじゃないでしょうかね。
北斗市の回収場所は、市役所や公民館、分庁舎みたいな公的機関の屋内です。管理が大変だけど、雨に濡れたりイタズラされたりが無くていいかも。
ベルギーのブリュッセルには街角にとても大きな空き瓶回収箱がありました。背丈よりもよっぽど大きい緑色で、まあまあ上の側面にビンを入れるための丸い窓が開いていました。容れ物が大きくて入り口が高いところなので、手を入れても中のビンには届きません。
大人なら並んで5、6人は入れる大きさです。そんな難攻不落な容れ物の窓から、空き瓶を「釣り上げ」ている人が何人もいました。針金なんかで上手に釣れると、通行人に向かって得意そうな顔をします。店に持っていくとお金と取り替えられるのです。文化の違いなんでしょうか、堂々としていました。
これはブリュッセルのスーパーマーケットで売っているエコバッグ。厚くて丈夫なビニール製で、一面にスーパーの宣伝が書かれていると思いきや、これがリサイクルについての意見表明です。大黒い太字で「Le Sac Reutilisable」と書いてあります。3つ目の単語もReから始まってますね。Reutilisable(仏)は英語ではリユース(Reuse)のこと。(本当はuの上にアクセント記号がつくんだけど、らんどくの力及ばず)
『再利用可能なバッグ』という名のエコバッグにはこんなような事が書かれています。“この何度でも使えるバッグが破れたり使えなくなったら、カウンターまでお持ち下さい。何度でも新しいバッグと無料で交換できます”
この文章を見た時には、感動しました。元々が数十円の安価なものではありますが「何度も交換されては大変だ」とは考えないんでしょうね。自分達の店の利益よりも、環境なんかを優先しているのだなあ、リサイクルが特別なものではなくて生活の一部に組み込まれているんだなあと感じたものです。
20年ほど前に訪れた時には、まだ布のエコバッグを使っている人は多くなくて、ほとんどの人がこのリユースバッグを持っていました。このお店だけではなく、チェーンを持つスーパーではどこでもその店独自のビニールエコバッグが買えました。
それではこのエコバッグが返却されたらどうなるんでしょう。ゴミを増やすだけなんじゃない?とらんどくもチラと思いましたよ。(Eテレ「ピタゴラスイッチ」の文句たれぞうさんのようです)
心配しなくてもバッグにはリサイクルマークがついていましたよ。予想通りですか?
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