野菜の定期便でやってきた小松菜。根っこが元気だったので、水に生けてみました。隣の豆苗とどっちが早いか競争だー。
これが小松菜の根っこ。こんなにばりばり元気なのはそうありません。葉っぱの丈も長くて、約50センチもありました。小松菜というよりまるで長ねぎのよう。
最近は野菜の種類が増えたのか、他地方の野菜が流通するようになったのか、スーパーでも見慣れないものが目につきます。なかなか面白いので、ときどき変わったものを買ってみます。
これはカリフラワーの長いやつ。見た目はちょっと花が咲いているようでもあります。切るのが簡単で味はそのまんま、カリフラワーです。名前は「カリフローレ」と書いてありました。フラワー(英語)がフローレ(たぶんイタリア語とか)に変化したのはまあいいとして、じゃあ「カリ」は何なんだ、カリは。同じように長いブロッコリーもあるけれど、あちらは「スティック セニョール」というそうです。セ、セニョールゥ?(すみません、でも、変な名前と思うのは私だけではないはず)
リーキとかリークとかポワロとかポロねぎとか。巻き尺の目盛りが見づらいけど、なんと40センチもあります。そして太いです。リレーのバトンを想像してもらえれば、それに近いです。ゆでて使うレシピが多いのですが、千切りにして揚げてみました。薄切りにして同じく揚げたゴボウと一緒に、千切り大根とゆで豚のサラダに「これでもかっ」というほどのっけてみました。トッピングというやつです。香ばしくておいしかった💛
中が一部赤いキーウィです。キーゥイはたくさんの種類があるけれど、スーパーなんかでは中が緑のと、金色で甘いのしか見かけません。写真のこれはレインボーレッドというそうです。野菜の宅配便で届いたのですが、かなり小さいので、さといも?と思ったほどです。味はさっぱり淡泊です。
ところで「さるなし」という果物をご存じでしょうか。緑色のさくらんぼの実というか、グミの実のような形の小さな実がなります。(ここでいう「グミ」はお菓子のことではなくて、果樹です)キーウィと同じマタタビ科で、ミニキゥイと呼ばれることもあるそうです。緑色の小さい実を割ってみると、中は緑色のキゥイそっくりです。
小学校4年生までは、室蘭市に住んでいました。山の上に家があって、裏山が遊び場でした。さるなしの木もあったのだと思います。当時は木の名前なんか気にしてませんでした。ついでにいうと、実が成っているかどうかすら気にしてませんでした。
ある時一緒にあそんでいたりかちゃんが、緑色の実をもいで「これなんていうか知ってる?」と聞きました。当時の私は今よりもさらにもっと”のんびりや”でしたので、当然わかるわけがありません。知らないと答えると、りかちゃんは声をひそめて「これはねえ、あーもーど、っていうんだよ」
「あーもーど?」そうだよ、あーもーど。りかちゃんはその実をかじってみせました。中はきれいな緑色で、黒い小さなつぶつぶ種がならんでいました。当時はまだ身近にキーウィが流通していなかったので、私の頭の中であの緑色の果物は「あーもーど」だと認識されてしまいました。
あれからほぼ半世紀が過ぎました。いまでは「あれ」はキーウィとそっくりな「さるなし」だったんだろうなとわかります。さるなしは数が少なくてなかなか見つけられないんだとか。あれ、食べてみたかったな。そう思います。
そして「あーもーど」って何だったんでしょう。もしかしたら。大人の会話の中で「アーモンド」がでて、それは木の実でこれくらいの大きさで美味しいものだ、と聞いたりかちゃんが、さるなしの実を見て「これはアーモンドにちがいない」と思ったのかもしれません。「アーモンドだったかな?あーもーどだったかな?」とか脳内変換された可能性あるんじゃないかな。
ところで、食べ物の謎のネーミングをもうひとつ。去年の冬、実家に戻ってすぐのころ、ふと見つけて立ち寄ったサンドイッチ屋さんでのことです。テイクアウトとカウンター席だけのちいさなお店でしたが、ここは美味しいぞという雰囲気ありありで、らんどくアンテナがピンっと立ちました。
そして本当においしかったんです。おまけにメニューには謎のネーミングがありました。
シンプルなメニューでしょう。サンドイッチが数種類。あとは飲み物だけ。太い英字がサンドイッチの名前です。私が頼んだのは上から2番目の「ELVIS(エルビス)」。何だろこれ?
これはエルビス・プレスリーが愛して止まないおふくろの味だそうです。ベーコン、ばなな、ピーナッツバター、蜂蜜。ねっとり甘そうだけど、ピーナツバターはそんなに甘くないし、ベーコンの塩気がちょうど良くてはまりそうでした。
そういえばスヌーピーシリーズにでてくるチャーリー・ブラウンのお弁当もいつもピーナツバターでしたね。米国を舞台にした小説にはピーナツバターがよくでてきます。眠れない真夜中に、スプーン1杯のピーナツバターを安定剤代わりに口にする女探偵とか。
ああ、アメリカも行きたいなあ。ピーナツバターのサンドイッチを買って、公園で食べたいなあ。
コメント
エルビス・プレスリーのおふくろの味はピーナツバタ―入りでしたか。アメリカっぽいですね。そういえば米映画なんかでも朝ピーナツバターのサンドイッチを作って袋に詰め込む、なんてシーンを何度も見たことがあります。あれ、美味しそうなんですよね(^^♪
ピーナツといえば、最近ピーナツカボチャというものを戴いて、初めて食べました。かぼちゃをなるべくそのまま味わいたかったので、焼きプリンと蒸しプリンにしてみました。名まえの通りナッツのような風味で皮までおいしかったです。
ナツメグさん、ナッツカボチャを食べたんですね💛皮まで食べられるとは強者ですね。実は私はまだ食べたことがないんです。
親戚や友達に送りまくっているんですが(なんたって可愛いので)。
今回の糖質オフダイエットが無事に終わったら、食べてみます。
小松菜も根っこを水栽培できるんですか?初めて知りました!
「眠れない真夜中に、スプーン1杯のピーナツバターを安定剤代わりに口にする女探偵」も初めて聞きました。最近私もちょっとミステリーにはまっているので、その探偵が出てくる小説を教えていただけませんか?何か一冊読んでみたいです。
すとらとさん、ミステリー好きですか?どんなタイプのがお好みなんでしょうか。
今回の「スプーン1杯のピーナツバターを安定剤代わりに口にする女探偵」は、確認したらちょっと嘘入ってました。×女探偵→〇探偵役の女新聞記者でした。おまけに×スプーン一杯のピーナツバターじゃなくて→〇クラッカーに挟んだピーナツバターでした。真夜中にクラッカーサンドを作ろうとしていました。すみません。
これは二見書房の「すべての夜は長く」(ジェイン・アン・クレンツ)です。ミステリーというよりサスペンス色の濃いロマンス小説という感じです。初期のこの作者の二見書房刊は、上杉忠弘さんのイラストがおしゃれで、カバーで隠さなくても恥ずかしくありません。(ロマンス小説は大体がとても恥ずかしいもんです)
ジェイン・アン・クレンツ著『すべての夜は長く』ですね(^^♪ 探してみます!
私はミステリーではクローズドサークルものが特に好きです。クリスティの『そして誰もいなくなった』や綾辻行人さんの『十各館の殺人』みたいな。最近若手の作家さんでは、阿津川辰海さんの館シリーズとか、今村昌弘さんのシリーズ。井上真偽さんの『その可能性はすでに考えた』(私の中ではクローズドサークルにカウント)もお気に入りの一冊です。
ミステリー全般では米澤穂信さんが好きなんですけど、やはり『インシテミル』が特別!と思ってしまう。一番最近読んだ本-斜線堂有紀さんの『楽園とは探偵の不在なり』-もやっぱりクローズドサークルでした(泣きながら読みました)
知念実季人さんの『硝子の塔の殺人』が今私にとっての「ミステリーのバイブル」です(このお話自体もすごく面白かった)。『硝子の—』を読んで綾辻さんの館シリーズ残り9冊を読破しなくては人生がもったいない!と思うほどになっています!…つい、熱くなりすぎました(^^ゞ
すとらとさんのミステリー愛が伝わってきますね☺クローズドサークルものにも、古典ばかりじゃなくていろいろあるんですね。
このメッセージはスマホで書き込んでいるので、いつもと返信の感じが違います。どこかおかしかったらごめんなさい。