(シエばあちゃんの車庫の横。私はブドウだと思うんだけど、すんちゃんは葉っぱが違うと言うんだよね。)
カセンとのお散歩をするようになってから、道端の草花や鳥たち、虫たちを観察する機会が増えました。
早朝も夕方も(というか一日中)人通りが極端に少ないので、お散歩中に見るものといえば、草か花か虫かカセンかすんちゃんに限られるからです。たまに会うのはやっぱり犬のお散歩の人。
カセンのお気に入りの草わらに最近白い花が咲きました。「これ、ニラじゃない?」とすんちゃん。ニラってこんな道路の脇に咲いてる(生えてる?)ものなの?
ニラといえば、春先にニラと間違えてスイセンの葉っぱを食べて、中毒になる人もいるやつですよね。うちのカセンも時々この草の辺りを食べている(ように見える)けど、大丈夫なのかな。花がスイセンとは全然ちがうから大丈夫だよね。
家で図鑑で調べると、たしかにニラっぽい。こういう時、「はいっ、これはニラ」とか教えてくれるものがあればいいのに。
なんて、アナログらんどくが考えるより早く、当然のことながらアプリがいろいろありました。せっかくなのでアプリをひとつ入れてみました。
写真を撮って「判定」ボタンを押すだけで、アプリさんが同定してくれます。先ほどの白い花は『ニラ(韮)ネギ属』と力強く判定されていました。学名や他所のニラの写真、お世話の仕方、情報なども出てきます。これは面白いぞ。
ニラの情報には、大まかな説明と、ニラを詠んだ俳句(なんと芥川龍之介作)、科学的分類に混じって「花言葉」も載っています(^^;
ニラの花言葉が「癒し・魔除け」だって知らなかったなあ。
いままで撮りためた植物の写真をどんどん入れてみました。同定が終わったものは「Myガーデン」に溜めて置けます。コメントを付けられるので自分のアルバムになります。この「ニラのページ」には”カセンのお散歩コース”と書きました。
花の一部分でも、葉っぱだけでも即座に判定されます。去年実家の近くの公園に、母とお花見に行った写真を入れると「サトザクラ」「メキシカンプラム」と出ました。バジルの葉だけを入れても、もう枯れそうなラデッシュのピンクの花を入れても正解です。
そしてご親切にも、「葉が茶色くなっているのは褐斑病かもしれません」とその症状や対応策まで教えてくれます。いたれりつくせりです。
たった一日で25種類もアルバムに入れてしまいました。これ、ゲームでアイテムをゲットするのと変わりません。面白くなればなるほど、どこまでも写真を撮りに行きそうです💦
たしかに便利だけど、これどこまで判定が正しいんだろう。
そう考えはじめたとき、アプリさんが間違えました。(私の写真が悪いんだけど)
葉っぱが写って無いですもんね、私が悪いんですけどね、でもこれは独活(ウド)なんです。茎は酢味噌和え、葉っぱは天ぷらでずいぶん食べました。
アプリさんは、これは「エルククローバー」だと判定しました。タラノキ属です。天ぷらにしたら美味しいところは一緒なのですが。
やっぱり正しく使うこと。そしてなんでもかんでも鵜呑みにしないことですね。
ふだん私の分類はおおざっぱです。花は花、草は草。大きい木に小さい木。そして食べられるか、毒はないか。
花の名前はたくさん知っていても、そんなにこだわりはありません。でもこういうアプリで自分のアルバムを作ったりすると、楽しくてどんどん細かく知りたくなるんでしょうね。
植物判定アプリに引き続き、虫の判定アプリも入れてみました。まあ当然の流れです。でもこちらは設定が難しくて、判定してもらえませんでした。(最近ヘンルーダの花に来ている黒いアゲハが、どうやら卵を産み付けていったようなんです。先住のアゲハの芋虫とよく似ているんで、どちらなのか知りたかったのです。)
そういえば以前に曲を判定してくれるアプリを入れていたんでした。曲の一節を歌うかハミングすると、何の曲だか教えてくれるはずでした。
そう、予想どうりに、私の歌声では「その曲のデータは存在しません」とアプリさんに言われました。あの歌なのにー、絶対ある歌なのにー。とてもしょんぼりしてしまいました。
菅 浩江の『博物館惑星』には、歌うどころか声に出さなくても、知りたい項目について考えただけで、検索してくれるAIの仕組みがある世界が出てきます。
「永遠の森」博物館惑星1 菅 浩江 ハヤカワ文庫
博物館惑星は全世界の芸術作品を収蔵した、衛星軌道上の博物館で、学芸員は体内に埋め込んだ端末でデータベースに直接接続しています。「こんなフレーズの何かがあったな」とチラと思い浮かべただけで、検索されるんです。
この本を読んだ頃は(初版2000年7月)、人体とデータベースが接続されるなんて、すごい世界を考えてるなあと思ったんですが、きっと今はもうそんなことはできているんでしょうね。
芯キャベツに虫さんがきたようです。すんちゃんの目論見どおりに食べられています。
よく見ると小さーい卵がたくさん付いてます。いったい誰の卵かな。
ところで、この芯キャベツも、例のアプリにかけてみました。見事に「キャベツ アブラナ属」と同定されました。すばらしい。
コメント
画像判定アプリなんていう便利なものがあったのですね。早速使ってみました。
先日撮ったばかりのかわいいお花がマツバギクという名前であることも判明しました。すごいですね。お散歩が楽しみになりました(^^♪
『永遠の森』の博物館も素敵ですよね。本当にあったらいいのにな。私は8話目のきらきら星が特に好きです。
すとらとさんも「博物館惑星」読んでましたか!! あの雰囲気、いいですよね。
ところで植物判定アプリさんは、もう収穫した実生も同定できるようなので、鬼胡桃を山
積みにしているものを判定してもらいました。まだ果実(というかな?果肉かな)が半分くらい残っているものです。
カセンの散歩中に毎回5個ずつ、すんちゃんが集めてきたものですが。アプリさんによると「梅」だそうです。確かに似てないこともありません。
いろいろおもしろいですね。
ノブドウで検索してみて。
ハナニラで検索してみて。
きゃー、ちゃしさんご来場!!自然科学のプロが来ました。どきどき。
ハナニラ、ネットで見てみました。花の付き方がニラと違うんですね。私が見たのはハナニラのようです。ありがとうございます。
ハナニラも食べられるものがあるようですね。来春試してみようかなあ。カセンに攻撃されるかもしれないかなあ。
ノブドウは、そうかもなあと思っていました。ブドウのように房になっていません。そしておいしくなさそうです。