(これ、大きくなったらなんになる?普通はこんな場所=草の上にはありません)
カセンと散歩していたシエばあちゃんが転びまして、腕と右頬を擦りむきました。まだ朝方の早い時刻です。
二階の窓から見ていたご近所さんが、ちょうど仕事に出発するところだったすんちゃんに知らせてくれて、駆けつけることができました。
わが家とシエばあちゃんちは目と鼻の先。道路を挟んでいるからか、町内会はお隣り同士ですが、シエばあちゃんとうちが親戚だという事くらいはみんなが知っでいます。
こんなとき、小さなコミュニティーはいいよなあと感じます。
目撃者によると、ばあちゃんがおぼつかない足取りで歩いていたのに、突然カセンが駆け足になったそうです。もうそんな元気はないのかと思ってたけど、カセンもまだまだ若いということでしょうか。それに引っ張られてばあちゃんは転んだと。
なんだかつい最近、ばあちゃんの息子(つまりすんちゃん)もおんなじような事態に陥ったばかりだったよね、と思い出しました。カセンの2勝0敗🚩
カセンとばあちゃんを家まで送っていくと、なんだか妙にシエばあちゃんがおとなしい。
アドレナリンが過剰に出過ぎた反動でぐったりしているのかな。そばについていて、静かに話をして様子をみよう。
右腕と右頬は血がにじんでいるけど、そんなにひどい傷ではないようです。ちょっと安心してたら、左手首をさわっていたばあちゃんが「ここ、痛くはないんだけど動かないんだよね」
手が動かないってことは『脳卒中』とかじゃないのか、とすんちゃんは心配したけど、足元がふらふらしているのは最近はいつもの事だし、ちょうどヒザを痛めているし、ということで整形外科に行ってみました。ヒザの薬を処方してもらう予定もあったんです。
待合室にいる間に左手がどんどん腫れて、色も黒ずんできました。転んでから3時間以上も経っているのに、いまごろ~?(早朝に転んだので、病院が開くまでに3時間がすぎたのです)
レントゲンをとってみると、やっぱり手首が折れていました。ポッキリというほどではなくて、小指側のどこかがちょびっとです。それでも骨折は骨折。大事にせねば。
ばあちゃんの手首は、巻くと固まる包帯状のギブスをくるくると装着されて、一週間後に見せにきてねと言われました。簡単すぎじゃないかなあ、こんなんで帰っていいのかなあと思っていたら「それからね、骨粗鬆症(こつそそうしょう)だから、今日から治療始めますよ。まず注射💉していってね」
骨粗鬆症。年配になるとよく聞く病名です。こつそしょうそう、なのか、こつそそうしょう、なのかは自信がありませんでした。こんな漢字を書くというのも、今日知ったくらいです。「骨」と「症」は良いとしても、「粗」は粗食の粗?、そして三番目の漢字は何でしょうか。もっとわかりやすい病名はなかったんでしょうか。
ネットでこの病気について調べてみました。予防が大切な病気だということです。気をつけることの第一番目は『転ばないように注意する』
思わず吹き出してしまいました。もう転んじゃったし。おまけにそのイラストのおばあさんが、シエばあちゃんにそっくりなもんだから倍も可笑しい。白髪でやせ型でのんきそうな表情でおさんぽ中。
「手首だからまだ良かったけど、腰骨とか折ったら大変だからね」と病院のお医者さんが言いました。ホントそのとおりです。今からでもできることからはじめましょうね、ばあちゃん。まずは正しい食生活に近づけることから。
レオじいちゃんは亡くなる前に長く施設で暮らしていました。その頃からばあちゃんはひとりで好きなものを食べていたので、かなり偏った食事だったと思います。おまけに近くにいる嫁(わたし)は一年半も実家に行ってましたし。
折れた手首を早くなおすためにも、カルシウムとビタミンD,K、適量なタンパク質を摂ること。そして運動と日光浴。
実は私も今年の冬に腰椎を痛めて、ひと月ほど入院していました。背骨がすこしずれていたので、金属板で固定しています。そのすき間に削った自分の骨を詰めて(違うかも?)くっつくのを待っているところです。
もしかして私にもすっごくカルシウムが必要だったんじゃない?あんまり意識してなかったけど、というかそんな余裕なかったから、カルシウムのこと考えてなかった。これはいかん。
ばあちゃんと一緒に、自分もカルシウムとかビタミンとか摂るぞー。(タンパク質はきっと足りている)
(これなーんだ、の答えは ユウガオ)
カセンのお散歩コース、歩道のすぐわきに咲いている白い花です。人も犬もすぐ横を歩いているので、まだ小さな実が踏まれそうです。
実は「トウガン」かもと思っていたのですが、調べてみると「ユウガオ」のようです。どちらもウリ科ですが、花が白いのがユウガオ・黄色いのがトウガン。ユウガオの実はかんぴょうにします。トウガンの実はそのままどーんと売っていて、みそ汁に入れたりします。(毎回、大きすぎて困る)
どっちにしても畑にあるか、棚にツルを這わせて上からぶらさがるように育てます。なんだってこんな道沿いに転がっているんだか。そのあたりはカセンが大好きな場所なんです。(意味はわかりますよね?
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