祝!ご退職。やっぱりカレーかな。

「老い」に向き合う
花束いくつもいただきました。ありがとうございます。

すんちゃんが退職の日をそろそろ迎えます。が、4月からも同職で違う場所に勤務するので、あんまり特別な感じはしてなかったんです。それでもありがたいことに、異動発表が近くなるにつれて、メールやらメッセージ付きの記念品やら花束やらが届くようになりました。あらー、こういう仕組みだったか、そうかと反省することしきりです。

毎年のこの時期に、先輩の皆さんの退職発表を見ては、あの先輩もこの人もとチェックだけしてました。「タッポンさん(仮名)も退職かぁ」なんてね。そして「来年は家の番だね」なんて別段しみじみもせずに、手続きの煩雑さばかり考えてました。気の利かない私たちでごめんなさい。

お世話になってたのになあ、すんちゃんも仕事で育ててもらったのになぁ。とりあえず海よりも深く反省して、諸先輩の顔を思い浮かべてみました。北海道にいる人、フェイスブックなんかで繋がっている人はどうにかわかるけれど、まったくそれっきりの方もいます。受けた恩は、次の世代へ返すという考え方があります。至らなかった分はこの先、次の世代へとお返ししましょう。すんちゃんが。

ワイン・お花 ありがとうございます

職場でのお別れ昼食会も終わりました。今はコロナの影響で、お店で一席設けるということはしません。職場の広い部屋で離れて座って、豪華なお弁当を食べるそうです。どんなお弁当だったの?いくらくらいのやつ?何が入ってたの?ごちそうの写真撮ってきた?矢継ぎ早に聞いていると、ポヨがものすごーくビックリしてまして「他人の食べたものをそんなに知りたがる人いるんだ」 はい、ここにいますよ。

すんちゃんにも「そんなに気になるなら残してきてあげれば良かったね」と、済まなさそうに言われました。いや、食べたかったんじゃなくてね、知りたかったの。これそんなに変ですか?

そんでもって今夜はシエばあちゃんちで『すんちゃん退職祝い カツカレー大会』です。大層に銘打ってるけど、いつもとおんなじ晩御飯です。デザートにハーゲンダッツを買ったのが違うくらい。シエばあちゃんは、わりと食べられないものがあって、コクがあったり、クセの強いものは苦手です。

寿司ネタだとマグロの赤身・鯛なんかの白身・貝類は大丈夫〇。大トロやハマチ・エンガワ、それに鰻とかアナゴは×です。チーズ、羊肉、ニンニクなんかは大バッテンです。ふだんらんどく宅で「ごちそう」と考える「赤ワインのどっしりしたやつにクセのあるブルーチーズ、ニンニクを利かせた肉と野菜のグリル」みたいのは無理です。なんたって「食べ物が合わないから」と赴任先に1度も遊びに来なかったくらいですからね。(レオじいちゃんは来ました!)

昨日の夕方「明日の晩御飯、ここで一緒に食べようね」「はーい」という会話をして帰りました。いつもなら予定はメモ用紙に太いマジックで書いて、テーブルに貼ってくるんだけど、まあ大丈夫かなと思っちゃったんですね。今日昼前に晩の確認をしましょと、シエばあちゃんちに寄ってみました。「昨日の晩ごはん、一緒に食べようって誘ってもらったのに、行けなくてごめんね」と謝られました。真夜中に目が覚めたときに、あっと思い出したんだそうです。

正しくはないけれど「一緒にご飯」というところは覚えてたんだ。今晩来ますよー、すんちゃんの好きな(そしてシエばあちゃんも好きな)カレーですからね、お楽しみに。「はいはい」とシエばあちゃん。人間はもりもり食べるのが何より大事ですからね、たくさん食べましょう。

すんちゃんのレシピはピーマンいっぱいカレー

(上の写真でみて欲しかったのはカツをのせてるバットです。ホーロー製花模様のこれは、なんと40年物です。すんちゃんが学生時代に、卒業する天文研究室の先輩からもらったものです。道東に就職した先輩、お元気でしょうかね。)

らんどくの母「乱暴者で無敵のジン子」さんは、札幌の特養で暮らしています。最近、食が細くて心配ですーと連絡がきて、そのあと「どうやら口の中が痛いようで、何も食べません。栄養状態が悪いので入院させましょう」ということになりました。口の中が痛いのが問題じゃなくて、治療のために口を開けさせようとすると、先生の手を振り払ったり齧ったりするそうです。なので治療が出来ないと。「ここは病院でこの人はお医者さん」という認識がなくなるとこういう事態になりますねー。ジン子さんもなんでも食べなきゃいかんよ。今は点滴の栄養だけで、このままだと3カ月の命だと、軽く言われました。家族が「舌を噛んだだけで余命3カ月?」と呆然としていると、ひと月後「やっぱり治療できました。今麻酔が効いて気持ち良さそうに眠っています」あ、ありがとうございます。「でも舌が腫れてるので、寝ていて窒息する可能性があります。一応お知らせします👅」

上げたり下げたり、ジェットコースターじゃないんだから。弟ハロ君と「えーとこれは、どちらかといえば、良い知らせだよね?」「先生の声は前回の余命宣告のときも明るかったから、判断基準にはならんね」とlineいたしました。まったくもう。こんなのばっかりなんで、あんまり深刻に考えないようにしています。早く春にならないかなあ。早く面会できないかなあ。

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