すんちゃんがFacebookにアオムシの写真をアップしてました。らんどく宅の庭にいつの間にかわさわさいるらしいです。透明の蓋付きカップにキャベツと一緒にいれて(乾燥しないように濡らしたキッチンペーパーも)食卓の上に幾つか並べています。
この子たち、すんちゃんが勤務先で世話をしているんだけど、週末は我が家に来てます。デリバリーされた庭のキャベツをむしゃむしゃ食べて、あっという間に育ってしまいます。蝶になるまであと何回連れて来られるかなぁー?
朝に入れておいた大きめの「ご飯兼ベッド」のキャベツが、夕方には見事に「芯だけ」になってました。そして別人のように大きくなったアオムシがどどーんとしておりました。そうしてあまり動かなくなりました。(そろそろ蛹になるのかなあ?)
すんちゃんがFacebookで写真を上げて「あんまり動かなくなった」と書いたら「月曜日から土曜日まで食べてお腹壊すんだよね」「おなかがいたくて泣きました」「はらぺこ」というような(正確には覚えてない)コメントいただきました。すんちゃんが「うちの子にはアイスは与えてない」とか返事してました😄
ご存知「はらぺこあおむし」(エリック・カール、1976年、偕成社)の場面です。何が嬉しいって、コメントをくれた皆さんが(もちろんすんちゃんも)そろって50代60代の男性な事です。みんな、可愛いぞ!
我が家の「はらぺこあおむし」は1988年、105刷版。驚異的です。どんだけ売れたんだろ。この絵本に開いている虫食い状の小さな穴に、まだ赤ん坊だったポヨが指を入れて破いた跡があります。セロテープで修理していて、そのテープが劣化しています。過去に行って、正しい修理の方法を教えてあげたいなあ。結局我が家では、お出掛け用の小さいもの、英語版と合わせて3冊買いました。
さてアオムシじゃなくてイモムシの話。今年度、らんどく家にはカブトムシの幼虫がいました。大きいサイズのペットボトルを利用して飼ってます。すんちゃんがその容れ物ごといくつか貰った物を「ワタシもほしい、ワタシもほしい」とアピールして、1つもらいました。
日中は土の中に潜ってるので、姿を見たことはなかったんだけど、ある日、なぜか土の上で、寛いでおられました。つい敬語になってしまいますが、そのくらい『皇帝感』というか『覇王感』がありますよね。そして予想より「大っきい!」です。
この記事を書いている今、実は晩御飯にエビフライにしようかなーと思ってました。でもイモムシとパナメイエビがそっくりな事に気付いてしまったので、今夜は食べないでおきます。うーん、イメージでは味も似てるんじゃないかと思います。
イモムシさんかが再び土中にお戻りになって、しばらーく経ちました。サナギになったらしい事は、なんとなく透けて見える色でわかってたけど、いったい何時ころ御出ましになるんでしょう。 自宅に「カブト小屋」を持っている知り合いに教えてもらって、そーっと上の土をよけると空洞の中に成虫カブト様がおわしました。
立派ですねえ、感動しちゃいます。実のところ、カブトよりはクワガタのほうが好きだったんです。りりしいというか、何というか。これまで家にいたことのあるカブト達は、多頭飼い(この言い方、あってる?)だったせいか、ずっとメスを追いかけ廻していたり、ものすごーく多量のオシッコをして土をどろどろにしたりと、ちょっとだらしないんじゃないのアンタタチ?という感じ。クワガタを見習え、クワガタさんを。そのあとカイコを飼うようになって、カイコのオスがメスを追いかける時の『狂乱』を見ると、カブトなんてまだまだ上品なもんだと思いましたけどねー。
只今らんどく家にいるのは、生まれたてのカブトさん1匹・昨年のカイコの卵多量と卵から孵ったちびカイコ数十匹・夜中に元気になるアフリカツメカエル1匹・外のヘンルーダの繁みにアゲハの幼虫さんと蛹いくつか。それに最近すんちゃんが一時保護しているエゾサンショウウオ。
この子は日に数回ご飯をたべるようで、毎日職場から連れて帰ってきます。すんちゃんの甲斐甲斐しいことったら♡もう。一緒のテーブルで晩ご飯を食べさせ(飼育ケースにピンセットで与える)、朝もすんちゃんが起きてすぐに、エゾサンショウウオに冷凍の何かをあげてます。私たちの朝ごはんはそれからです。(あ、その前にカイコに新しい桑の葉もあげます。)
エゾサンショウウオは前にもすんちゃんが野原から連れて帰ったことがあります。天然記念物のオオサンショウウオと違って、その辺りにいるんだなあという感じです。でももしかしたら、採ったり飼ったりしちゃいけないやつなのかもしれません。そもそも「天然記念物」って何をどうしちゃいけないんでしたっけ?
札幌のジュンク堂でらんどくみたいな素人にも、それから図鑑好きさんにもすっごくわかりやすい本をみつけましたよ。2022年4月にでたばかり。出版元はさすがの「山と渓谷社」さんです。まず生き物を守るための法律や条例から入ります。(文化財保護法・種の保存法・外来生物法・自然公園法など7種)そのあと「昆虫採集」「植物・山菜・キノコ採り」「哺乳類・鳥類」「爬虫類・両生類」「魚類など」がそれぞれに「日本中どこでも捕ってはだめなもの」「決められた場所で捕ってはだめなもの」「触ったりしてもだめなもの」「採集時に気を付けるもの」などに分かれています。すごいなあと思うのは「だめな根拠(法律)」と「やってはいけない行動」がそれぞれの虫とか花とかについて書かれていることです。
例えば「昆虫採集」の章、「日本中どこでも採ってはだめな昆虫」→「国内希少野生動植物種」の項ではダメな根拠[種の保存法]・ダメなこと[採集・殺傷・持ち帰る・生体や加工品の販売・譲渡・広告]、指定された昆虫51種、自然死した個体や抜け殻は個人使用にためなら持ち帰れる(譲渡や販売は禁止)などなどくわしくくわしく書いてくれてます。写真も多いし、横書きで表などが見やすいです。これは生き物好きの子供も喜ぶかも。
Q&Aやコラムも充実してます。「天然記念物を採っちゃったらどうしたらいいの」「家で飼ってるものが特定外来生物だと気づいたら」「道端に傷ついた野生動物がいたら」「砂浜に打ちあがった貝を拾っても」「撮影した法律指定種の写真をSNSに投稿しても」・・・らんどく並みのお悩みが満載です。「つる女房」も「浦島太郎」も何かの法律に引っかかりそう。「ごんぎつね」は狩猟免許があれば、鳥獣保護管理法にはかからないようです、って昔話をそんな目でみちゃいけませんね。
つる女房ならぬプヨプヨ女房らんどくが悩んでいるうちに、どうやらエゾサンショウウオさんは無事におうちに帰ったようです。今朝、餌をあげなかったのですんちゃんに聞いてみると「自然に帰ったよ~」と。そうかあ、帰ったかあ、ちょっと寂しいと思うのは、人間の勝手な言い分ですかね。
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